二級建築士の過去問
平成28年(2016年)
学科3(建築構造) 問11

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問題

二級建築士試験 平成28年(2016年) 学科3(建築構造) 問11 (訂正依頼・報告はこちら)

木造2階建ての建築物の構造設計に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
  • 曲げ材の材長中央部の引張側における切欠きは、応力集中による弱点となりやすいので、できるだけ避ける。
  • 曲げ材は、材幅に比べて材せいが大きいほど、一般に、横座屈は生じやすい。
  • 曲げ材の端部の支持点付近の引張側に設ける切欠きの深さ(高さ)は、材せいの1/2以下とする。
  • 圧縮力を負担する筋かいとして、幅90mmの木材を使用する場合、その厚さは30mm以上とする。
  • 2階の耐力壁の位置は、1階の耐力壁の位置の直上又は市松状の配置となるようにする。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解 : 3

1.〇
曲げ材の材長中央部の引張側における切欠きは、応力集中による弱点となりやすいので、できるだけ避けます。

2.〇
曲げ材は、材幅に比べて材せいが大きいほど、横座屈が生じやすいです。

3.×
曲げ材の端部の支持点付近の引張側に設ける切欠きの深さは、材せいの『1/3以下』とします。

4.〇
圧縮力を負担する木造筋かいは、厚さ30mm以上、幅90mm以上の木材を使用します。

5.〇
2階の耐力壁の位置は、1階の耐力壁の位置の直上又は市松状の配置となるようにします。
立体的に均整のとれるように耐力壁を配置し、上・下階の剛性の差を少なくするようにします。

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02

最も不適当なものは3番です。

1 . 正
横架材は、材が曲げ座屈する前に割れてしまうのを防ぐため、
基本的に中央部の引張側(下側)の切欠きを避けます。

2 . 正
曲げ材の材幅に比べ 材せい が【大きい】ほど、
横座屈が生じ【やすい】です。

3 . 誤
曲げ材の端部の支持点の引張側に設ける切欠きの深さは、
材せいの【1/3】以下とします。
したがって 誤り です。

4 . 正
【圧縮力】を負担する筋かいは、
【幅90mm以上、厚さ30mm以上】の木材を使用します。

5 . 正
2階の耐力壁の位置は、
1階の耐力壁の位置の【直上又は市松状】の配置とします。
上下階の力の伝達を良くします。

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03

1.正)設問の通り

2.正)設問の通り

3.誤)
曲げ材の端部の支持点付近の引張側に設ける
切欠きの深さ(高さ)は、材せいの1/3以下とします。

4.正)設問の通り

5.正)設問の通り

参考になった数3