二級建築士 過去問
平成28年(2016年)
問68 (学科3(建築構造) 問18)

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問題

二級建築士試験 平成28年(2016年) 問68(学科3(建築構造) 問18) (訂正依頼・報告はこちら)

建築物の構造計画等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
  • 鉄筋コンクリート構造において、袖壁、腰壁については非耐力壁として考え、偏心率の算定に当たり、影響はないものとした。
  • ピロティ階の必要保有水平耐力は、「剛性率による割増係数」と「ピロティ階の強度割増係数」のうち、大きいほうの値を用いて算出した。
  • 3階建ての建築物において、1階に十分な量の耐力壁を配置するとともに、2階及び3階においても、1階と同程度の層間変形角となるように耐力壁を配置した。
  • 杭基礎において、根入れの深さが2m以上であったので、基礎スラブ底面における地震による水平力を低減した。
  • 耐力壁の配置が各階で異なっていたので、床や屋根の面内剛性を高くし、地震力などの水平力に対して建築物が一体となって抵抗できるように計画した。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解 は、「鉄筋コンクリート構造において、袖壁、腰壁については非耐力壁として考え、偏心率の算定に当たり、影響はないものとした。」です。

選択肢1. 鉄筋コンクリート構造において、袖壁、腰壁については非耐力壁として考え、偏心率の算定に当たり、影響はないものとした。

誤りです。

偏心率の算定において、袖壁、腰壁などの非耐力壁の影響を考慮することは重要です。

選択肢2. ピロティ階の必要保有水平耐力は、「剛性率による割増係数」と「ピロティ階の強度割増係数」のうち、大きいほうの値を用いて算出した。

正しいです。
ピロティ階の必要保有水平耐力は、「剛性率による割増係数」と「ピロティ階の強度割増係数」のうち、『大きいほうの値』を用いて算出します。

選択肢3. 3階建ての建築物において、1階に十分な量の耐力壁を配置するとともに、2階及び3階においても、1階と同程度の層間変形角となるように耐力壁を配置した。

正しいです。
3階建ての建築物において、1階に十分な量の耐力壁を配置するとともに、2階及び3階においても、1階と同程度の層間変形角となるように耐力壁を配置します。
 

選択肢4. 杭基礎において、根入れの深さが2m以上であったので、基礎スラブ底面における地震による水平力を低減した。

正しいです。
杭基礎において、『根入れの深さが2m以上』の場合、基礎スラブ底面における地震による水平力の低減が可能です。

選択肢5. 耐力壁の配置が各階で異なっていたので、床や屋根の面内剛性を高くし、地震力などの水平力に対して建築物が一体となって抵抗できるように計画した。

正しいです。
耐力壁の配置が各階で異なる場合は、床や屋根の面内剛性を高くし、地震力などの水平力に対して建築物が一体となって抵抗できるように計画します。
 

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02

最も不適当なものは、「鉄筋コンクリート構造において、袖壁、腰壁については非耐力壁として考え、偏心率の算定に当たり、影響はないものとした。」です。

選択肢1. 鉄筋コンクリート構造において、袖壁、腰壁については非耐力壁として考え、偏心率の算定に当たり、影響はないものとした。

誤りです。

偏心率の算定において、袖壁、腰壁などの非耐力壁の影響を考慮することは重要です。

選択肢2. ピロティ階の必要保有水平耐力は、「剛性率による割増係数」と「ピロティ階の強度割増係数」のうち、大きいほうの値を用いて算出した。

正しいです。
ピロティ階の必要保有水平耐力は、
「剛性率による割増係数」と「ピロティ階の強度割増係数」のうち、
大きいほうの値を用いて算出します。

選択肢3. 3階建ての建築物において、1階に十分な量の耐力壁を配置するとともに、2階及び3階においても、1階と同程度の層間変形角となるように耐力壁を配置した。

正しいです。
3階建ての建築物において、1階に十分な量の耐力壁を配置します。
2階・3階においても、1階と同程度の層間変形角となるように耐力壁を配置します。

選択肢4. 杭基礎において、根入れの深さが2m以上であったので、基礎スラブ底面における地震による水平力を低減した。

正しいです。
杭基礎において、【根入れの深さが2m以上】の場合、
基礎スラブ底面における地震による水平力を低減できます。
 

選択肢5. 耐力壁の配置が各階で異なっていたので、床や屋根の面内剛性を高くし、地震力などの水平力に対して建築物が一体となって抵抗できるように計画した。

正しいです。
耐力壁の配置が各階で異なっている場合、床や屋根の面内剛性を高くすると、
地震力などの水平力に対して建築物が一体となって抵抗できるように計画できます。

参考になった数4

03

正解 は、「鉄筋コンクリート構造において、袖壁、腰壁については非耐力壁として考え、偏心率の算定に当たり、影響はないものとした。」です。

選択肢1. 鉄筋コンクリート構造において、袖壁、腰壁については非耐力壁として考え、偏心率の算定に当たり、影響はないものとした。

誤りです。
鉄筋コンクリート構造において、袖壁、腰壁については、偏心率の算定の際、考慮に入れる必要があります。

偏心率の算出式などについては、
建築基準法施行令第82条の6 で規定されています。
 

選択肢2. ピロティ階の必要保有水平耐力は、「剛性率による割増係数」と「ピロティ階の強度割増係数」のうち、大きいほうの値を用いて算出した。

正しいです。

選択肢3. 3階建ての建築物において、1階に十分な量の耐力壁を配置するとともに、2階及び3階においても、1階と同程度の層間変形角となるように耐力壁を配置した。

正しいです。

選択肢4. 杭基礎において、根入れの深さが2m以上であったので、基礎スラブ底面における地震による水平力を低減した。

正しいです。

選択肢5. 耐力壁の配置が各階で異なっていたので、床や屋根の面内剛性を高くし、地震力などの水平力に対して建築物が一体となって抵抗できるように計画した。

正しいです。

参考になった数3