二級建築士の過去問
平成28年(2016年)
学科3(建築構造) 問20
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問題
二級建築士試験 平成28年(2016年) 学科3(建築構造) 問20 (訂正依頼・報告はこちら)
建築材料として使用される木材及び木質材料に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 木材の比重が樹種によって異なるのは、木材中の空隙率の違いによるものであり、木材の真比重は樹種によらずほぼ一定である。
- CLT(直交集成板)は、挽板を幅方向に並べたものを繊維方向が直交するように積層接着したものである。
- 木材の繊維方向の基準強度の大小関係は、一般に、曲げ>圧縮>せん断>引張りである。
- 木材を加熱した場合、約260°Cに達すると引火し、約450°Cに達すると自然に発火する。
- 木材に荷重が継続して作用すると、時間の経過に伴って変形が増大するクリープ現象が生じる。
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この過去問の解説 (3件)
01
1.〇
木材の比重が樹種によって異なるのは、木材中の空隙率の違いによるものであり、木材の真比重は樹種によらずほぼ一定です。
2.〇
CLT(直交集成板)は、挽板を幅方向に並べたものを繊維方向が直交するように積層接着したものです。
3.×
木材の繊維方向の基準強度の大小関係は、一般に、『曲げ>圧縮>引張り>せん断』です。同じ樹種でも、区分・等級によって異なります。
4.〇
木材の着火点(引火点)は、約260°Cで、発火点(自然発火点)は、約450°Cです。
5.〇
木材に荷重が継続して作用すると、時間の経過に伴って変形が増大するクリープ現象が生じます。
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02
2.正)設問の通り
3.誤)
木材の繊維方向の基準強度の大小関係は
一般に「曲げ>圧縮>引張り>せん断」です。
4.正)設問の通り
5.正)設問の通り
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03
1 . 正
木材の比重が樹種によって異なるのは、木材中の空隙率が違うためです。
木材の真比重は樹種によらずほぼ一定です。
2 . 正
CLT(直交集成板)は、
挽板を幅方向に並べたものを【繊維方向が直交】するように積層接着したものです。
3 . 誤
木材の基準強度の大小関係は、
【曲げ>圧縮>引張り>>せん断】です。
せん断に対する強度が他と比べて非常に弱いです。
構造材の基準強度は、H19告示第1524号により定められています。
したがって 誤 です。
4 . 正
木材を加熱した場合、
約260°Cに達すると引火し、
約450°Cに達すると自然に発火します。
5 . 正
木材に荷重が継続して作用すると、
時間の経過に伴って変形が増大する【クリープ現象】が生じます。
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