建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士) 過去問
第48回(平成30年度(2018年))
問114 (給水及び排水の管理 問114)
問題文
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問題
建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)試験 第48回(平成30年度(2018年)) 問114(給水及び排水の管理 問114) (訂正依頼・報告はこちら)
- TIG溶接は、不活性ガスの雰囲気中で、タングステン電極と溶接母材の間にアークを発生させて溶接する方法である。
- ボール弁は、ボール状の弁体を回転させ、管軸と通路とが一致したときが全閉であり、それと90°回転した状態が全開になる。
- ステンレス鋼板製貯水槽は、液層部よりも気層部の方が腐食しにくい。
- 銅管は、銅イオンが水に浸出して白濁水を生じることがある。
- 架橋ポリエチレン管の接続方法は、一般に接着接合である。
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この過去問の解説 (1件)
01
最も適当なのは「TIG溶接は、不活性ガスの雰囲気中で、タングステン電極と溶接母材の間にアークを発生させて溶接する方法である。」です。
TIG(GTAW)溶接は、アルゴンなどの不活性ガスで溶融部を覆い、消耗しないタングステン電極と母材とのアーク熱で溶接する方法です。必要に応じて別途溶加材を入れます。
定義どおりです。アルゴンやヘリウムでシールドし、タングステン電極は基本的に溶けません。仕上がりがきれいで、配管や薄板の溶接でよく使われます。
逆です。管軸と通路が一致したときが全開、90°回転して通路が直交したときが全閉です。よって不適当です。
一般に気層部(上部空間)の方が酸素が豊富で結露もしやすく、腐食が進みやすいです。液層部より腐食しにくいとは言えません。不適当です。
銅イオンの溶出は青緑色の着色・金属味の原因になります。白濁の主因は微細な空気泡や炭酸カルシウムなどで、銅イオンではありません。不適当です。
PEX管はインサート継手+スリーブ加締め(クリンプ)や拡管式、ワンタッチ継手などの機械的接合が一般的で、接着剤での接合は通常行いません。不適当です。
配管・機器の基礎ポイントは次のとおりです。
TIG溶接=不活性ガス・タングステン電極・アーク。
ボール弁は直列一致で全開、90°で全閉。
ステンレス槽は気層部の方が腐食リスクが高い。
銅イオンは白濁ではなく青緑色の原因。
PEXの接続は機械的接合が基本。
この整理を押さえると、似た問題でも確実に判断できます。
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