建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士) 過去問
第49回(令和元年度(2019年))
問101 (建築物の構造概論 問101)

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問題

建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)試験 第49回(令和元年度(2019年)) 問101(建築物の構造概論 問101) (訂正依頼・報告はこちら)

建築物の防災対策等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
  • 高層ビルの回転式の扉は、内外気温差で生じる出入口での強風を減じる効果がある。
  • 超高層ビルの足元にあるサンクンガーデンは、ビル風対策としても効果がある。
  • Jアラートは、緊急の気象関係情報、有事関係情報を国から住民等に伝達するシステムである。
  • エレベータには、地震時に直ちに避難階へ直行させる地震管制モードが備わっている。
  • 集中豪雨時に浸水しやすい地下街、地下階への浸水対策として、止水板、土嚢(のう)が用いられる。

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この過去問の解説 (1件)

01

正解は、「エレベータには、地震時に直ちに避難階へ直行させる地震管制モードが備わっている。」です。

 

この問題は、建築物の防災対策等に関するものです。

建築物の防災対策は、自然災害や緊急時の安全確保に直結します。

高層ビルの回転式扉やサンクンガーデンは風害対策、止水板は浸水対策に有効です。

エレベータの地震管制モードは安全確保のため導入されていますが、

非常時に「直ちに避難階へ直行」とする表現は不適当で、

通常は最寄り階で停止させる安全設計が採られます。

選択肢1. 高層ビルの回転式の扉は、内外気温差で生じる出入口での強風を減じる効果がある。

正しいです。内外気温差や風圧変動による強風を減少させ、

快適性や安全性向上に貢献します。

選択肢2. 超高層ビルの足元にあるサンクンガーデンは、ビル風対策としても効果がある。

正しいです。ビル風低減や快適性向上の効果があるため、

都市計画や建物設計で利用されます。

選択肢3. Jアラートは、緊急の気象関係情報、有事関係情報を国から住民等に伝達するシステムである。

正しいです。緊急気象情報や有事情報を住民に伝達するシステムで、

防災対策の重要な手段です。

選択肢4. エレベータには、地震時に直ちに避難階へ直行させる地震管制モードが備わっている。

不適当です。地震時に直ちに避難階へ直行させることはせず、

安全停止や停止階へのプログラム制御が基本です。

選択肢5. 集中豪雨時に浸水しやすい地下街、地下階への浸水対策として、止水板、土嚢(のう)が用いられる。

正しいです。地下街や地下階には、

止水板・土嚢を用いて浸水防止措置を講じることが必要です。

防災上重要です。

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