建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士) 過去問
第49回(令和元年度(2019年))
問129 (給水及び排水の管理 問129)

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問題

建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)試験 第49回(令和元年度(2019年)) 問129(給水及び排水の管理 問129) (訂正依頼・報告はこちら)

阻集器に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
  • 阻集器を兼ねる排水トラップの深さは、下限値を50mmとし、上限値を定めない。
  • グリース阻集器は、器内への排水の流入部へバスケットを設けて、排水中に含まれる厨(ちゅう)芥(かい)を阻止・分離する。
  • 排水トラップが組み込まれていない阻集器には、その入口側に排水トラップを設ける。
  • 砂阻集器は、建築現場等から多量に排出される土砂・石粉・セメント等を阻止・分離・収集するために設ける。
  • 開放式のオイル阻集器を屋内に設置する場合、屋内換気を十分に行う。

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この過去問の解説 (1件)

01

正解は「、排水トラップが組み込まれていない阻集器には、その入口側に排水トラップを設ける。」です。

 

この問題は、阻集器に関するものです。

阻集器は、排水中の異物を分離・除去する設備で、衛生管理上重要です。

砂阻集器、グリース阻集器、オイル阻集器には、

用途や設置条件が明確に定められています。

阻集器自体に排水トラップが組み込まれていれば、

追加設置は不要です。

設置時に誤解がないようにしましょう。

選択肢1. 阻集器を兼ねる排水トラップの深さは、下限値を50mmとし、上限値を定めない。

正しいです。下限値50mmを確保することで封水保持が可能となり、

排水臭の逆流防止や害虫侵入防止に寄与します。

上限は定められておらず、設置場所や排水条件に応じて調整します。

選択肢2. グリース阻集器は、器内への排水の流入部へバスケットを設けて、排水中に含まれる厨(ちゅう)芥(かい)を阻止・分離する。

正しいです。排水流入部にバスケットを設け、

厨芥や油脂を阻止・分離することで、

配管の目詰まりや悪臭発生を防ぎます、

衛生管理上、非常に重要です。

選択肢3. 排水トラップが組み込まれていない阻集器には、その入口側に排水トラップを設ける。

阻集器は排水中の油脂やごみを分離・捕集する装置です。

入口側に別途排水トラップを設けると、通気不良や閉塞の原因となり、

排水性能や衛生面に悪影響を及ぼす可能性があります。

選択肢4. 砂阻集器は、建築現場等から多量に排出される土砂・石粉・セメント等を阻止・分離・収集するために設ける。

正しいです。建築現場からの土砂やセメントなどを分離・収集し、

排水管や下水系統への負荷を軽減します。

適切な容量と設置条件が求められます。

選択肢5. 開放式のオイル阻集器を屋内に設置する場合、屋内換気を十分に行う。

正しいです。開放式の場合、油脂の揮発臭や有害ガスが室内に滞留するため、

換気を十分行い安全で衛生的な環境を維持することが必要です。

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