建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士) 過去問
第49回(令和元年度(2019年))
問167 (ねずみ、昆虫等の防除 問167)

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問題

建築物環境衛生管理技術者(ビル管理技術者)試験 第49回(令和元年度(2019年)) 問167(ねずみ、昆虫等の防除 問167) (訂正依頼・報告はこちら)

蚊の防除に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
  • ULV処理は、成虫に対する速効性が認められる。
  • ライトトラップや粘着トラップで捕獲した成虫の数は、維持管理の状態を評価するために重要である。
  • クレゾールなどの殺菌剤を含む製剤は、浄化槽内の微生物に影響を及ぼすおそれがある。
  • 殺虫剤による防除効果が得られない場合には、殺虫剤抵抗性の発達を考慮する必要がある。
  • 樹脂蒸散剤は、密閉性が保たれていない空間であっても、殺成虫効果が期待できる。

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この過去問の解説 (1件)

01

蚊の防除には、殺虫剤の使用や環境管理、捕獲調査などのさまざまな方法があります。適切な防除方法を選ぶことで、蚊の発生を抑え、感染症のリスクを減らすことができます。それぞれの選択肢について詳しく見ていきます。

選択肢1. ULV処理は、成虫に対する速効性が認められる。

この記述は適切です。ULV(Ultra Low Volume)処理は、超低容量の殺虫剤を霧状に散布する方法で、蚊の成虫に対して速効性があります。特に屋外や広範囲での防除に効果的です。

選択肢2. ライトトラップや粘着トラップで捕獲した成虫の数は、維持管理の状態を評価するために重要である。

この記述は適切です。蚊の発生状況を把握するために、ライトトラップや粘着トラップを使用して成虫の数を調査することは重要です。捕獲数を定期的に確認することで、防除の効果や蚊の発生状況を評価することができます。

選択肢3. クレゾールなどの殺菌剤を含む製剤は、浄化槽内の微生物に影響を及ぼすおそれがある。

この記述は適切です。クレゾールは殺菌効果があるため、浄化槽内の微生物にも影響を与える可能性があります。浄化槽の機能を低下させないよう、使用には注意が必要です。

選択肢4. 殺虫剤による防除効果が得られない場合には、殺虫剤抵抗性の発達を考慮する必要がある。

この記述は適切です。蚊は長期間にわたって同じ殺虫剤を使い続けると、抵抗性を持つ個体が増え、防除効果が低下することがあります。そのため、異なる種類の殺虫剤を使うローテーション防除などの対策が必要です。

選択肢5. 樹脂蒸散剤は、密閉性が保たれていない空間であっても、殺成虫効果が期待できる。

この記述は不適当です。樹脂蒸散剤は、徐々に成分を蒸発させて空間内に拡散するタイプの殺虫剤ですが、密閉空間でないと十分な濃度を維持できず、効果が低下します。密閉性が保たれていない場所では、有効な防除手段とはなりにくいです。

まとめ

蚊の防除には、速効性のあるULV処理や、捕獲調査による状況把握が重要です。殺虫剤の使用には、抵抗性の発達や環境への影響を考慮する必要があります。樹脂蒸散剤は密閉空間で効果を発揮するものであり、開放空間では期待するほどの効果が得られないため、適切な環境で使用することが求められます。

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