建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士) 過去問
第51回(令和3年度(2021年))
問39 (建築物の環境衛生 問39)
問題文
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問題
建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)試験 第51回(令和3年度(2021年)) 問39(建築物の環境衛生 問39) (訂正依頼・報告はこちら)
- 通常の状態で、水が最も多く排泄されるのは尿であり、その次は皮膚からの蒸泄である。
- 成人の体内の水分量は、体重の約80%である。
- 水分欠乏が体重の5%以上で、喉の渇きを感じる。
- ヒトが生理的に必要とする水分量は、成人の場合、1日当たり約3リットルである。
- 体内では細胞内液より細胞外液の方が多い。
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この過去問の解説 (1件)
01
最も適当なのは「通常の状態で、水が最も多く排泄されるのは尿であり、その次は皮膚からの蒸泄である。」です。
成人が安静に過ごす1日の水分出納を見ると、尿が約1.0〜1.5 Lで最多、次いで皮膚からの不感蒸泄(汗を含む)が約0.5〜0.7 L、呼気が約0.4 L、便が約0.1〜0.2 Lとなります。したがって排泄量の多い順序は「尿 → 皮膚 → 呼気 → 便」であり、選択肢の内容と一致します。
上述のとおり、1日の水分損失は尿が最大、次いで皮膚からの不感蒸泄が続きます。適当です。
成人では体重の約55〜60%が水分であり、80%は新生児に近い値です。不適当です。
口渇は体重の1〜2%程度の水分欠乏で生じます。5%では脱水症状がかなり進行した段階です。不適当です。
食物中の水分を含めた1日必要量はおおむね2.0〜2.5 Lが標準的とされます。3 Lはやや多めの値で、厳密には不適当です。
全身の水分の約3分の2は細胞内液、約3分の1が細胞外液です。細胞外液の方が多いという記述は誤りです。
日常の水分損失は「尿>皮膚>呼気>便」の順。
成人の体水分は体重の6割前後。
わずかな水分欠乏(体重1〜2%)でも喉が渇く。
1日の必要水分量は2〜2.5 L程度。
体液は細胞内液が優位で約2倍。
これらの基本数値を押さえておくと、水分代謝に関する問題に対応しやすくなります。
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