建築物環境衛生管理技術者の過去問
第52回(令和4年度(2022年))
給水及び排水の管理 問114
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問題
第52回 建築物環境衛生管理技術者試験 給水及び排水の管理 問114 (訂正依頼・報告はこちら)
受水槽の構造に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 流入管は、受水槽内部で水没させず吐水口空間を確保する。
- オーバフロー管に設置する防虫網の有効開口面積は、オーバフロー管の断面積以上とする。
- 水抜き管は、オーバフロー管に接続させずに単独の配管とする。
- オーバフロー水を受ける排水管の管径は、オーバフロー管より大きくする。
- 水抜き管の管末には、防虫網を設置する。
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この過去問の解説 (1件)
01
受水槽の構造に関する問題です。
問題で問われている語句と、その語句の意味を押さえましょう。
受水槽の外と、受水槽の中の水が混ざらないように、受水槽の中へ水が流れてくる配管は、受水槽の中で水には浸からないように、水が流れてくる配管と受水槽の水の一番上の水面との間の、何もない空間は必ず確保します。
受水槽の中に、虫などが入って来ないようにするために、オーバフロー管に取り付ける防虫網の有効開口面積(防虫網の根元での断面積
)は、オーバフローの配管の断面積より大きくなければなりません。
オーバーフロー管に水抜き管を取り付けると、オーバーフロー管から水が出ていくときに、オーバーフロー管の防虫網に、錆が付着したり、防虫網が壊れてしまったりすることがあります。
そのためオーバーフロー管と水抜き管は分離させ、それぞれ水槽の一番上の水面から、何もない空間をそれなりに確保した状態の、間接排水方式とします。
逆流の防止や、外部に流れることになった水があふれないようにする為に、オーバフローの水を受ける配管の管の直径は、オーバフロー管より大きくなるようにします。
受水槽の中の清掃の時に目詰まりしてしまいますので、水抜き管の管の先端には、防虫網は取り付けてはいけません。
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