建築物環境衛生管理技術者の過去問
第52回(令和4年度(2022年))
給水及び排水の管理 問123
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問題
第52回 建築物環境衛生管理技術者試験 給水及び排水の管理 問123 (訂正依頼・報告はこちら)
給湯設備の配管に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 業務用厨(ちゅう)房など、連続的に湯を使用する給湯枝管には返湯管を設けない。
- ベローズ形伸縮管継手は、スリーブ形伸縮管継手と比較して伸縮吸収量が大きい。
- 給湯量を均等に循環させるため、返湯量を調節する必要がある。
- 給湯管の管径は、ピーク時の湯の流量に基づき決定する。
- 逃し弁には、加熱時に膨張した湯を逃がすための排水管を設ける。
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この過去問の解説 (1件)
01
給湯設備の配管に関する問題です。
問題で問われている語句と、その語句の意味を押さえましょう。
金属の配管は高温の液体などを流したり、直射日光が当たったりする環境では、金属の配管が数十mm程、一時的に伸びてしまうことがあるため、そういった環境に対応する為の継ぎ手(配管と配管とをつなぐもの)があります。
ベローズ形伸縮管継手(配管が伸び縮みする場所で使う継ぎ手)の伸縮吸収量(伸び縮みに耐えられる長さ)は35mm~70mmほどで、スリーブ形伸縮管継手の伸縮吸収量は200mmほどです。
よって、ベローズ形はスリーブ形よりも伸縮吸収量が小さいといえます。
まずお湯は、お湯を送るための源(貯湯槽など)から、ポンプでお湯を実際に使用する場所まで送り、使わなかったお湯は、お湯を返す配管で、お湯を送るための源に返します。
そしてお湯を送る量を均一に、上の文章のサイクルで循環させるため、お湯を返す量を調節する必要があり、お湯を送る量を均一に循環させるためには、お湯を返す配管に定流量弁(いつも同じ量のお湯が流れるようにするための弁)を取り付けます。
逃し弁(安全弁)は、お湯を送るための源(貯湯槽など)や、お湯が流れる配管で、タンクの中や配管などを、異常な圧力の上昇から守る目的で取り付けられており、あらかじめ決められた圧力を超えると、逃し弁(安全弁)が開き、お湯を捨てるための配管から、お湯を出します。
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