建築物環境衛生管理技術者の過去問
第52回(令和4年度(2022年))
給水及び排水の管理 問124

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問題

第52回 建築物環境衛生管理技術者試験 給水及び排水の管理 問124 (訂正依頼・報告はこちら)

雑用水設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
  • 広域循環方式は、公共下水処理場の処理水を排水再利用設備で処理し、一般に、大規模な地区に送水して利用するものである。
  • 排水再利用水及び雨水等を原水とする雑用水受水槽は、上水の補給装置を設ける。
  • 竣(しゅん)工時に雑用水を着色して通水試験を行い、上水系の器具に着色水が出ないことを確認する。
  • 配管にスライムが発生した場合は、雑用水の残留塩素濃度を高めて洗浄する。
  • 雨水利用設備における雨水利用率とは、使用水量に対する雨水利用量の割合である。

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この過去問の解説 (1件)

01

雑用水設備に関する問題です。

問題で問われている語句と、その語句の意味を押さえましょう。

選択肢2. 排水再利用水及び雨水等を原水とする雑用水受水槽は、上水の補給装置を設ける。

排水を再利用した水や雨水などを元とする、雑用水受水槽(雑用水を貯めておく受水槽)は、上水(水道水)が補給出来る装置を取り付けます。

選択肢3. 竣(しゅん)工時に雑用水を着色して通水試験を行い、上水系の器具に着色水が出ないことを確認する。

竣工時(工事が完了して、建物が出来上がったとき)に、雑用水に色をつけて、雑用水用の配管に、着色した水を流す試験を行い、上水系の器具に着色した水が出ないことを確認します。

(ごくまれに水道水の配管と、雑用水の配管が間違って接続されていることがあるので、このような試験をしています。)

選択肢4. 配管にスライムが発生した場合は、雑用水の残留塩素濃度を高めて洗浄する。

配管にスライム(水の中でカビや微生物がネバネバした物質になってしまったもの)が発生した場合の対処の方法として、スライムコントロール剤を使うのが一般的ですが、雑用水の中の塩素の濃度を高めて、スライムを洗浄するという方法もあります。

選択肢5. 雨水利用設備における雨水利用率とは、使用水量に対する雨水利用量の割合である。

雨水を利用する設備における、雨水の利用率とは雨水を集めた量に対する、雨水の利用した量の割合になります。

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