建築物環境衛生管理技術者の過去問
第52回(令和4年度(2022年))
給水及び排水の管理 問127

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

第52回 建築物環境衛生管理技術者試験 給水及び排水の管理 問127 (訂正依頼・報告はこちら)

排水通気設備の機器と配管に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
  • 雑排水ポンプは、厨(ちゅう)房排水以外の雑排水を排除するのに用いる。
  • 排水用硬質塩化ビニルライニング鋼管は、その接続に可とう継手を用いる。
  • 防水床用の排水トラップには、水抜き孔が設置されている。
  • 排水用耐火二層管は、繊維モルタルによる外管と架橋ポリエチレン管による内管の組合せからなる。
  • 排水トラップが組み込まれていない阻集器には、その出口側に排水トラップを設ける。

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (1件)

01

排水通気設備の機器と配管に関する問題になります。

問題で問われている語句と、その語句の意味を押さえましょう。

選択肢1. 雑排水ポンプは、厨(ちゅう)房排水以外の雑排水を排除するのに用いる。

飲食店などの厨房から出る排水には、油や生ゴミなどが含まれているので、厨房の中にグリストラップを取り付けて、厨房から出た排水の中に含まれる油や生ゴミなどを取り除いてから、排水を下水に流します。

選択肢2. 排水用硬質塩化ビニルライニング鋼管は、その接続に可とう継手を用いる。

排水用の、硬い塩化ビニルでライニング(表面処理)してある鋼(はがね)の配管は、その接続にねじ込み式の排水用継手ではなく、可とう継手を使います。

選択肢3. 防水床用の排水トラップには、水抜き孔が設置されている。

防水床用の排水の為のトラップの水抜き孔は、防水床の上の方に溜まった水を排水するための配管へ、出させるためについています。

選択肢4. 排水用耐火二層管は、繊維モルタルによる外管と架橋ポリエチレン管による内管の組合せからなる。

耐火二層管は、配管の外側の部分は繊維を混ぜているセメントのモルタル管と、配管の内側の部分は硬いポリ塩化のビニル管という、二つの層で構成されている配管の素材になります

主に排水管に使用されます。

選択肢5. 排水トラップが組み込まれていない阻集器には、その出口側に排水トラップを設ける。

阻集器(排水の中から有害な物質やゴミを取り除き、取り除いた後で、水のみを排出するもの)に、排水トラップが組み込まれていない場合は、阻集器の出口側に排水トラップを取り付けます

参考になった数11