建築物環境衛生管理技術者の過去問
第52回(令和4年度(2022年))
給水及び排水の管理 問130

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問題

第52回 建築物環境衛生管理技術者試験 給水及び排水の管理 問130 (訂正依頼・報告はこちら)

排水通気設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
  • 管径75mmの排水横管の最小勾配は、1/100である。
  • 排水ポンプは、排水槽の吸込みピットの壁面から200mm以上離して設置する。
  • 排水槽の底の勾配は、吸込みピットに向かって1/15以上1/10以下とする。
  • 排水立て管のオフセット部の上下600mm以内には、排水横枝管を設けてはならない。
  • 厨(ちゅう)房用の口径100mmの排水管に設置する掃除口の口径は、75mmとする。

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この過去問の解説 (1件)

01

排水通気設備に関する問題です。

問題で問われている語句と、その語句の意味を押さえましょう。

選択肢1. 管径75mmの排水横管の最小勾配は、1/100である。

排水の横管は、水が途中でつっかえたり止まったりすることなく流れるようにするために、配管の直径75mmの排水の横管の最小の勾配(傾き)は、1/100となっています。

選択肢2. 排水ポンプは、排水槽の吸込みピットの壁面から200mm以上離して設置する。

排水ポンプを壁の近くで運転させると、吸い込みの能力を十分発揮できないので、排水ポンプは、排水槽の吸込みピットの壁から200mm以上離して取り付けます。

選択肢3. 排水槽の底の勾配は、吸込みピットに向かって1/15以上1/10以下とする。

排水ポンプで吸って、排水させるときに、排水槽の中に入っている液体などが途中でつっかえたり止まったりすることなく流れるようにするために、排水槽の底の勾配(傾き)は、吸込みピットに向かって1/15以上1/10以下とします。

選択肢4. 排水立て管のオフセット部の上下600mm以内には、排水横枝管を設けてはならない。

オフセットの部分は曲がっているか、継ぎ手となっていることが多く、圧力が変わりやすいので、その近くに排水の為の横枝管が取り付けられていると、排水の漏れなどの原因になることがあるため、排水の立て管のオフセットの部分の上と下の600mm以内には、排水の横枝管を取り付けてはいけません。

選択肢5. 厨(ちゅう)房用の口径100mmの排水管に設置する掃除口の口径は、75mmとする。

厨房の排水用の排水管に取り付ける掃除の為の口の口径(直径)は、排水管の直径と同じ径(大きさ)とします。

なので、排水管の口径(直径)が100mmなら、掃除口の口径(直径)も100mmとする必要があります。

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