建築物環境衛生管理技術者の過去問
第53回(令和5年度(2023年))
建築物の構造概論 問93
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問題
第53回 建築物環境衛生管理技術者試験 建築物の構造概論 問93 (訂正依頼・報告はこちら)
鉄筋コンクリート構造とその材料に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- セメントペーストは、砂、セメント、水を練り混ぜたものである。
- 梁(はり)に設けられた設備配管のための開孔部の径は、一般に梁せいの1/3以下とする。
- コンクリートと鉄筋の線膨張係数は、ほぼ等しい。
- 柱の帯筋比は、0.2%以上とする。
- 中性化している部分のコンクリート表面からの距離を中性化深さという。
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この過去問の解説 (1件)
01
この問題で覚えておくポイントは以下の通りです。
試験では「コンクリート」「モルタル」「セメントペースト」の構成材料について問われることが多いです。
間違わないように、しっかりと確認しておきましょう。
不正解です。
セメントペーストはセメントと水を練り混ぜたものです。
砂、セメント、水を練り混ぜたものはモルタルです。
正解です。
梁(はり)に設けられた設備配管のための開孔部の径は、一般に梁せいの1/3以下とする必要があります。
正解です。
常温時において、コンクリートの線膨張係数は鉄筋の線膨張係数とほぼ等しいです。
正解です。
帯筋比とはコンクリート柱断面に対する帯筋量の割合であり、建築基準法施行令で0.2%以上と定められています。
正解です。
ちなみに、中性化深さは期間の平方根に比例すると言われています。
「梁せいの1/3」「柱の帯筋比は、0.2%以上」など、かなり専門的な分野となり、イメージするのが難しいと思います。
初めのうちは深堀せず、「1/3」「0.2%以上」など、数値だけでも着実に覚えていくと良いでしょう。
また、今回は鉄筋コンクリートについての問でしたが、「鉄筋コンクリート」と「鉄骨造」の違いについてなども理解しておくことをお勧めします。
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