建築物環境衛生管理技術者の過去問
第53回(令和5年度(2023年))
給水及び排水の管理 問106
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問題
第53回 建築物環境衛生管理技術者試験 給水及び排水の管理 問106 (訂正依頼・報告はこちら)
給水及び排水の管理に関する用語とその説明との組合せとして、最も不適当なものは次のうちどれか。
- バルキング ―― 排水槽の底部に沈殿した固形物や油脂等が集まったもの
- 自己サイホン作用 ―― 排水が器具排水管内を満流で流れるときに、サイホンの原理によってトラップ内の封水が引かれ、残留封水が少なくなる現象
- クロスコネクション ―― 上水(飲料水)系統と他の配管系統を配管や装置により直接接続すること
- オフセット ―― 排水立て管の配管経路を平行移動するために、エルボ又はベンド継手で構成されている移行部分のこと
- ポンプのインバータ制御 ―― 周波数を変えることでモータの回転数を変化させる、送水量の制御方法
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この過去問の解説 (1件)
01
ビル管試験において、給水及び排水の管理に関する用語は頻出問題だと言えるでしょう。
この問題に限らず、他の問でも度々登場する用語が多数あるので、ぜひ一通り覚えておいてください。
不正解です。
バルキングとは膨化という意味を持ち、活性汚泥の単位重量あたりの体積が増加することで沈降しにくくなる現象を指します。
正解です。
自己サイホン作用とは、排水が器具排水管内を満流で流れるときに、サイホンの原理によってトラップ内の封水が引かれて残留封水が少なくなる現象を言います。
正解です。
クロスコネクションとは、上水(飲料水)系統と他の配管系統を配管や装置により直接接続することを指します。
ちなみに、水道法によりクロスコネクションは禁止されているので、こちらも併せて覚えておいてください。
正解です。
オフセットとは、排水立て管の配管経路を平行移動するために、エルボやベンド継手で構成されている移行部分のことを言います。
排水配管及び通気配管では
・伸頂通気方式の排水立管には、原則としてオフセットを設けてはならない
・排水立管のオフセット部の上下600mm以内には、排水横枝管を設けてはいけない
といった規定があります。
正解です。
ポンプにおけるインバータ制御は、周波数を変えることでモータの回転数を変化させることのできる送水量の制御方法です。
給水及び排水の管理に関する用語に関する問題では、これらの他にも「逆サイホン作用」「ウォータハンマ」「スライム障害」といった用語について出題されることが多いです。
自己サイホン作用と逆サイホン作用の違いについて説明できるまで、知識を深めていきましょう。
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