建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士) 過去問
第54回(令和6年度(2024年))
問36 (建築物の環境衛生 問16)
問題文
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問題
建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)試験 第54回(令和6年度(2024年)) 問36(建築物の環境衛生 問16) (訂正依頼・報告はこちら)
- 局所振動の場合、振動数が大きければ大きいほど健康影響は大きい。
- 局所振動により、レイノー現象といわれる指の末梢(しょう)循環障害が起こる。
- フォークリフトの運転の際の全身振動により、胃下垂が生じる。
- 局所振動による神経障害が進行すると筋肉が萎縮し、手指の伸展が困難となる。
- 道路交通などによる振動は、地面を伝搬し、建築物内で全身振動として知覚される。
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この過去問の解説 (1件)
01
最も不適当なものは、「局所振動の場合、振動数が大きければ大きいほど健康影響は大きい。」です。
この問題は「振動による健康影響とその特性」に関する知識を問うものです。
振動に関する健康影響は、振動数・振動加速度・暴露時間・接触部位などの複合要因によって決まります。「振動数が大きければ大きいほど影響が大きい」と単純に考えないようにしましょう。
不適当です。振動の健康影響は振動数の大小だけではなく、振動の強さ(加速度)や暴露時間、振動方向などによって異なります。
特に局所振動では、40〜125Hzの範囲で健康影響が最も大きいとされています。単に「振動数が大きい=影響大」とするのは誤りです。
正しいです。 レイノー現象は、振動工具(チェーンソー、グラインダーなど)の長期使用によって発生する症状で、
指先が冷たくなり白く変色するなどの末梢血流障害が起こります。代表的な振動障害の症状です。
正しいです。全身振動は、腰痛や筋肉疲労だけでなく、胃の下垂や消化器系への影響を引き起こすとされており、
特に長時間振動にさらされる職種ではリスクが高いです。
正しいです。長期的に振動暴露が続くと、神経伝達の障害→筋肉の萎縮→手指の運動障害へと進行します。
振動障害が重症化する前に、初期対応と作業改善が必要です。
正しいです。道路を通る大型車両や工事車両が原因となる振動は地盤を通じて建物全体に伝わり、
全身振動として室内で知覚されることがあります。これは建築物の快適性や構造設計にも影響を与える要因です。
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