建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士) 過去問
第54回(令和6年度(2024年))
問42 (建築物の環境衛生 問22)
問題文
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問題
建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)試験 第54回(令和6年度(2024年)) 問42(建築物の環境衛生 問22) (訂正依頼・報告はこちら)
- 病原体は、自然界の土壌や淡水中等に生息している。
- エアロゾル飛散により感染が生じる。
- 閉鎖的空間では感染のリスクが高い。
- ヒトからヒトへの感染が起こる。
- 喫煙者・慢性呼吸器疾患患者などでは発症しやすい。
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この過去問の解説 (1件)
01
最も不適当なものは、「ヒトからヒトへの感染が起こる。」です。
この問題では、レジオネラ症の感染経路と感染リスクの特徴に関するものです。
給排水設備の衛生管理の具体的な方法は以下のようになっています。
1 冷却水の交換、消毒及び清掃を行うこと。
2 給水設備は、定期的に給水設備の消毒及び清掃を行うこと。
3 給湯設備は、給湯温度の適正な管理及び給湯設備内における給湯水の滞留の防止に努め、
定期的に給湯設備の消毒及び清掃を行うこと。
4 循環式浴槽は、定期的に換水、消毒及び清掃を行うとともに、浴槽水のシャワーへの使用や気泡ジェット等の
エアロゾル発生器具の使用を避けること。
5 加湿装置については、定期的に水抜き及び清掃を行うこと。
6 装飾用噴水等その他の設備については、定期に当該設備の消毒及び清掃を行うこと。
正しいです。レジオネラ菌は自然界の土壌や河川、湖沼、温泉などの淡水中に広く存在しています。水環境の常在菌です。
正しいです。感染経路は、エアロゾル(微小な水滴)の吸入によるものが主です。
冷却塔、加湿器、温浴施設などで菌が繁殖し、エアロゾルとして空気中に拡散することが感染の原因になります。
正しいです。換気が不十分な閉鎖空間ではエアロゾルの濃度が高まり、感染リスクが上昇します。
よって、衛生的管理と換気が重要となります。
誤りです。 レジオネラ症はヒトからヒトへは感染しません。主な感染経路はエアロゾルの吸入であり、
接触や飛沫感染は報告されていません。
正しいです。高齢者、喫煙者、慢性呼吸器疾患のある人、免疫力の低下している人は、レジオネラ症を発症しやすく、
重症化のリスクも高いです。
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