建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士) 過去問
第54回(令和6年度(2024年))
問43 (建築物の環境衛生 問23)

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)試験 第54回(令和6年度(2024年)) 問43(建築物の環境衛生 問23) (訂正依頼・報告はこちら)

再興感染症に分類される感染症は次のうちどれか。
  • AIDS(後天性免疫不全症候群)
  • クリプトスポリジウム症
  • デング熱
  • SARS(重症急性呼吸器症候群)
  • エボラ出血熱

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (1件)

01

正解は、「デング熱」です。

再興感染症の定義は、かつて流行が収まったものの再び流行・増加している感染症のことを指します。

主な原因は、地球温暖化、都市化、国際交流の増加などです。

再興感染症の代表例は、結核、マラリア、デング熱などです。

一方、新興感染症にはAIDS、SARS、エボラ出血熱などがあり、出現の時期と背景を正確に把握することが重要です。

選択肢1. AIDS(後天性免疫不全症候群)

誤りです。AIDSは1980年代以降に登場した感染症であり、「新興感染症」に分類されます。再興ではなく、比較的新しく出現した感染症です。

選択肢2. クリプトスポリジウム症

 誤りです。原虫による感染症で、主に飲料水などを介して感染します。水道水を介する事例が問題視されるようになった

比較的新しい感染症です。

選択肢3. デング熱

正しいです。一度は減少したものの、地球温暖化や蚊の生息域拡大などの影響で再び流行しており、「再興感染症」に分類されます。特に日本では2014年に国内感染が報告され、関心が高まりました。

2014年8月27日 埼玉県さいたま市。

2014年9月5日 東京都代々木公園。

選択肢4. SARS(重症急性呼吸器症候群)

誤りです。2002年ごろに中国で発生した感染症で、「新興感染症」に該当します。コロナウイルスによるものであり、

過去に存在しなかったタイプです。感染した中国人が、小豆島への観光旅行をしたことで、日本でも話題になりました。

選択肢5. エボラ出血熱

誤りです。アフリカを中心に散発的に流行しており、1976年に初めて報告された感染症で、「新興感染症」に該当します。

日本人にはなじみがないですね。

参考になった数1