建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士) 過去問
第54回(令和6年度(2024年))
問61 (空気環境の調整 問16)

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問題

建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)試験 第54回(令和6年度(2024年)) 問61(空気環境の調整 問16) (訂正依頼・報告はこちら)

次の空調熱負荷のうち、潜熱負荷を含む対象として、最も適当なものはどれか。
  • 照明からの発熱負荷
  • ガラス窓からの通過熱負荷
  • 外気負荷
  • ダクト通過熱負荷
  • 送風機による負荷18

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この過去問の解説 (1件)

01

正解は、「外気負荷」 です。

 

この問題は潜熱負荷に関するものです。空調熱負荷には顕熱負荷と潜熱負荷がありますが、

潜熱を扱う対象には水蒸気の出入りが関わります。

潜熱負荷を理解することは、空調設計や設備選定、エネルギー効率管理において非常に重要です。

選択肢1. 照明からの発熱負荷

誤りです。顕熱負荷のみ。照明器具は熱を発しますが、水蒸気の出入りは関係なく、湿度に影響を与えません。

したがって潜熱負荷には該当しません。

選択肢2. ガラス窓からの通過熱負荷

誤りです。外気との温度差による顕熱負荷が主で、湿気は通さないため潜熱負荷にはなりません。

断熱性や日射遮蔽が主な課題となります。

選択肢3. 外気負荷

正しいです。顕熱+潜熱の両方を含む。外気を取り入れると外気中の水蒸気も室内に持ち込まれるため、

湿度調整=潜熱処理が必要となります。

選択肢4. ダクト通過熱負荷

誤りです。ダクト内の空気が壁面などと熱交換して温度変化するため顕熱負荷のみです。

湿度に影響せず、潜熱とは無関係です。

選択肢5. 送風機による負荷18

誤りです。送風機の電力消費による発熱であり、空気の温度は上がりますが、湿度は変わらず顕熱負荷のみとなります。

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