建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士) 過去問
第54回(令和6年度(2024年))
問72 (空気環境の調整 問27)

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問題

建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)試験 第54回(令和6年度(2024年)) 問72(空気環境の調整 問27) (訂正依頼・報告はこちら)

空気調和設備に用いられる送風機の特性と送風系に関する次の文章の(   )内に入る語句の組合せとして、最も適当なものはどれか。

送風機の特性曲線は、グラフの横軸に( ア )をとり、縦軸に( イ )をとって示される。一方、送風系の( ウ )曲線は、同じグラフ上に、原点を通る二次曲線として示される。ここで、二つの曲線の交点は、運転点を示している。
  • ア:圧力  イ:風量  ウ:抵抗
  • ア:動力  イ:圧力  ウ:性能
  • ア:動力  イ:風量  ウ:圧力
  • ア:風量  イ:動力  ウ:性能
  • ア:風量  イ:圧力  ウ:抵抗

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この過去問の解説 (1件)

01

この問題は、空気調和設備に用いられる送風機と送風系(ダクトなど)の特性に関するものです。

空気調和設備に用いられる送風機の特性曲線と、送風系の抵抗曲線の理解が問われます。

送風機の性能評価では「風量と圧力」の関係を軸にグラフ化し、抵抗曲線との交点を運転点とする手法が基本です。この知識はビル管理士として、空調バランス調整や省エネ設計に欠かせない基礎です。

 

送風機の特性曲線: 送風機の性能を示すもので、通常、横軸に風量(ア)、縦軸に圧力(イ)をとって描かれます。

送風系の抵抗曲線: ダクトなどの空気の流れに対する抵抗を示すもので、これは風量の2乗に比例するため、

           原点を通る二次曲線になります。ここでの「(ウ)」は「抵抗」です。

運転点     : 送風機の供給圧力と送風系の必要圧力が一致する点、つまり2つの曲線の交点が運転点です。

選択肢1. ア:圧力  イ:風量  ウ:抵抗

誤りです。横軸は風量、縦軸が圧力です。

選択肢2. ア:動力  イ:圧力  ウ:性能

誤りです。動力や性能は主軸ではありません。

選択肢3. ア:動力  イ:風量  ウ:圧力

誤りです。横軸は風量が正解です。

選択肢4. ア:風量  イ:動力  ウ:性能

誤りです。動力や性能を縦軸ではありません。

選択肢5. ア:風量  イ:圧力  ウ:抵抗

正しいです。送風機特性曲線と送風系抵抗曲線の組合せとして適切です。

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