建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士) 過去問
第54回(令和6年度(2024年))
問80 (空気環境の調整 問35)

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問題

建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)試験 第54回(令和6年度(2024年)) 問80(空気環境の調整 問35) (訂正依頼・報告はこちら)

ホルムアルデヒド測定法に関する組合せとして、最も不適当なものは次のうちどれか。
  • アクティブ法 ――― DNPHカートリッジ捕集-HPLC法
  • アクティブ法 ――― 検知管法
  • アクティブ法 ――― 燃料電池法
  • パッシブ法 ――― DNPH含浸チューブ HPLC法
  • パッシブ法 ――― 定電位電解法

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この過去問の解説 (1件)

01

最も不適当なものは、「パッシブ法 定電位電解法」です。

この問題は、ホルムアルデヒドの測定法と、それが「アクティブ法」か「パッシブ法」かの分類に関するものです。

測定対象や測定法の性質の組み合わせを正しく理解しましょう。

選択肢1. アクティブ法 ――― DNPHカートリッジ捕集-HPLC法

正しいです。DNPH(2,4-ジニトロフェニルヒドラジン)でホルムアルデヒドを捕集し、

HPLC(高速液体クロマトグラフ)で分析する代表的なアクティブ法であり、高精度な測定が可能です。

選択肢2. アクティブ法 ――― 検知管法

正しいです。検知管法は、空気をポンプで吸引し、検知管内の化学反応によりガス濃度を視覚的に測定する、

アクティブ法です。手軽で広く利用されています。

選択肢3. アクティブ法 ――― 燃料電池法

正しいです。外部からエネルギー(通常は燃料や酸化剤)を供給して、意図的に化学反応を発生させ、

それに伴う電気信号を測定する手法です。

選択肢4. パッシブ法 ――― DNPH含浸チューブ HPLC法

正しいです。DNPH含浸チューブで自然拡散によりホルムアルデヒドを捕集し、後にHPLCで分析するパッシブ法です。

動力を用いない簡便な測定法です。

選択肢5. パッシブ法 ――― 定電位電解法

不適当です。定電位電解法は電気化学的手法であり、連続測定などに使われるアクティブ法です。

拡散による自然採取(パッシブ)には適していません。

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