建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士) 過去問
第54回(令和6年度(2024年))
問115 (給水及び排水の管理 問10)

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問題

建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)試験 第54回(令和6年度(2024年)) 問115(給水及び排水の管理 問10) (訂正依頼・報告はこちら)

建築物の給水方式に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
  • 直結直圧方式は、配水管の圧力の関係から送水できる高さに制限がある。
  • 直結増圧方式は、引込み管径に制限がある。
  • 高置水槽方式は、安定した水圧・水量が得られる。
  • 直結増圧方式には、増圧ポンプを直列に複数接続する直列多段型がある。
  • ポンプ直送方式は、受水槽を必要としない方式である。

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この過去問の解説 (1件)

01

建築物の給水方式に関する問題です。

用いられている字からどのような構造になっているかが想像できると思います。

選択肢1. 直結直圧方式は、配水管の圧力の関係から送水できる高さに制限がある。

誤:直結直圧方式は、配水管の圧力の関係から送水できる高さに制限があります。

選択肢2. 直結増圧方式は、引込み管径に制限がある。

誤:直結増圧方式は、引込み管径に制限があります。

選択肢3. 高置水槽方式は、安定した水圧・水量が得られる。

誤:高置水槽方式は、屋上にある水槽から重力によって各階に給水される仕組みです。

そのため安定した水圧・水量を確保できます。

別途水を水槽に汲み上げる揚水ポンプが必要になります。

選択肢4. 直結増圧方式には、増圧ポンプを直列に複数接続する直列多段型がある。

誤:直結増圧方式には、増圧ポンプを直列に複数接続して用いる方式があります。

これを直列多段方式といいます。

選択肢5. ポンプ直送方式は、受水槽を必要としない方式である。

正:ポンプ直送方式は、受水槽のみでポンプを常時運転して給水管内を常に加圧しておく方式を指します。

よって高置水槽は不要ですが受水槽は必要です。

まとめ

給水方式によっての利点と不利な点がそれぞれあります。

管理するビルに用いられている設備の利点を活かしていけるようにしていきましょう。

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