第三種電気主任技術者の過去問
平成28年度(2016年)
理論 問6
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問題
第三種 電気主任技術者試験 平成28年度(2016年) 理論 問6 (訂正依頼・報告はこちら)
図のような抵抗の直並列回路に直流電圧E=5Vを加えたとき、電流比I2/I1の値として、最も近いものを次の( 1 )~( 5 )のうちから一つ選べ。
- 0.1
- 0.2
- 0.3
- 0.4
- 0.5
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この過去問の解説 (2件)
01
【解説】
この問題も色々な解き方がありますが、
いずれも地道に計算していくしかなさそうです。
簡単な計算ですが、少々面倒かと思います。
今回は一番オーソドックスな解き方で求めます。
【計算】
左から
R1=200[Ω]
R2=150[Ω]
R3=100[Ω]
R4=150[Ω]
R5=200[Ω]
と定義して計算していきます。
1、R4とR5の直列合成抵抗R45を求めます。
R45=150+200=350[Ω]
2、R3とR45の並列合成抵抗R345を求めます。
R345=1/(1/100)+(1/350)
≒77.78[Ω]
3、R2とR345の直列合成抵抗R2345を求めます。
R2345=150+77.78=227.78[Ω]
4、R1とR2345の並列合成抵抗R12345を求めます。
R12345=1/(1/200)+(1/227.78)
≒106.49[Ω]
5、I1を求めます。
I1=E/R12345
=5/106.49
=0.047[A]
6、I12(I1とI2の間のR2に流れる電流)を求めます。
I12=R1/(R1+R2345)*I1
=200/(200+227.78)*0.047
=0.022[A]
7、I2を求めます。
I2=R3/(R3+R45)*I12
=100/(100+350)*0.022
≒0.00489[A]
8、I2/I1を求めます。
I2/I1=0.00489/0.047
≒0.1
となります。
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02
R1=200Ω,R2=150Ω,R3=100Ω,R4=150Ω,R5=200Ω
また、R3に流れる電流をIr3,R4に流れる電流をIr4,
R5に流れる電流をIr5とします。
まず、R1+R2とR3は並列接続されているため、この間の電圧は等しくなります。
I2(R1+R2)=Ir3×R3
I2(200+150)=Ir3×100 よって
Ir3=3.5×I2 となります。
続いて、R3+R4とR5の部分も並列接続されているため、この間の電圧は等しくなります。
Ir4×R4+Ir3×R3=Ir5×R5
なお、Ir4=I2+Ir3,Ir3=3.5×I2より
(I2+3.5×I2)R4+3.5×I2×R3=Ir5×R5 となり、値を代入すると
Ir5=5.125×I2 となります。
よって、
I1=Ir4+Ir5=4.5×I2+5.125×I2 =9.625×I2 となり、
I2/I1=1/9.625=0.10となります。
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