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第三種電気主任技術者の過去問 平成28年度(2016年) 機械 問57

問題

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定格出力3300kV·A、定格電圧6600V、定格力率0.9(遅れ)の非突極形三相同期発電機があり、星形接続1相当たりの同期リアクタンスは12.0Ωである。電機子の巻線抵抗及び磁気回路の飽和は無視できるものとして、次の問に答えよ。

定格運転時における1相当たりの内部誘導起電力の値[V]として、最も近いものを次の( 1 )~( 5 )のうちから一つ選べ。
   1 .
3460
   2 .
3810
   3 .
6170
   4 .
7090
   5 .
8690
( 第三種 電気主任技術者試験 平成28年度(2016年) 機械 問57 )
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この過去問の解説 (2件)

2
1相当たりの内部誘電起電力Eを求めるために、ベクトル図を書きます。
電機子巻線の抵抗値は無視できるので、RIベクトルは無視できます。

すると斜辺がE、底辺が(V + XIsinθ)、高さがXIcosθの直角三角形のベクトル図が作成できます。

三平方の定理を用いて
E^2 = (V + XIsinθ)^2 + (XIcosθ)^2

V:一相当たりの端子電圧=6600/√3≒3815[V]
X:一相当たりのリアクトル=12[Ω]
I:一相当たりの電流値=3300×10^3/√3×6600×0.9≒321[A]
sinθ=√1-cosθ^2=√1-(0.9)^2≒0.436

それぞれの値を代入すると、
E^2 = (3815 + 12×321×0.436)^2 + (12×321×0.9)^2
E^2 = (5494.472)^2 + (3466.8)^2

計算しやすいように、支障の無い範囲で値をいじります。

E^2 ≒ 5500^2 + 3500^2 (今回は本来の値より高めに出るようにいじりました)
= 100^2×(55^2 + 35^2)^2
= 100^2×(3025+1225)
= 100^2×4250

物理量なのでE>0

∴ E = 100×65.192…≒ 6519.2

最も近い値の選択肢は3.になります。

付箋メモを残すことが出来ます。
0

まず、定格相電圧の大きさを求めます。(線間電圧)=(相電圧)×√3です。問題文より、線間電圧(=発電機端子電圧)が6600Vですので、相電圧は以下になります。

(相電圧)=6600/√3≒3811[V]

続いて定格電流(=相電流=線電流=電機子電流)を求めます。定格出力(定格時電力)は、

(定格出力)=√3×(線間電圧)×(定格電流)=3×(相電圧)×(定格電流)

となりますので、定格電流は、

(定格電流)=(定格出力)/[√3×(線間電圧)]=(定格出力)/[3×(相電圧)]

となります。よって、相電圧から定格電流を求めると以下になります。

(定格電流)=3300×10^3/(3×3811)=288.6[A]

内部誘導起電力は以下で求められます。

(内部誘導起電力)=√{[(相電圧)+(定格電流)×(同期リアクタンス)×sin(力率角)]^2+[(定格電流)×(同期リアクタンス)×cos(力率角)]^2}

(力率)=cos(力率角)=0.9ですので、

(内部誘導起電力)=√{[3811+288.6×12.0×√(1-0.9^2)]^2+(288.6×12.0×0.9)^2}≒6166≒6170[V]

以上より正解は3.になります。

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