第三種電気主任技術者の過去問
平成28年度(2016年)
機械 問63

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問題

第三種 電気主任技術者試験 平成28年度(2016年) 機械 問63 (訂正依頼・報告はこちら)

次の論理回路について、次の問に答えよ。

図1に示す論理回路の真理値表として、正しいものを次の( 1 )~( 5 )のうちから一つ選べ。
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この過去問の解説 (3件)

01

論理回路に関する計算問題です。

 

①T1
T1=A and B

論理表にあてはめます。
 A B T1
 0 0 0
 0 1 0
 1 0 0
 1 1 1

 

②S1
S1=(A or B)and(not T1)

論理表にあてはめます。
 A B T1 S1
 0 0 0 0
 0 1 0 1
 1 0 0 1
 1 1 1 0

選択肢4. 解答選択肢の画像

この選択肢が正解です。

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02

論理記号を追っていきます。

まずS1を見ていきます。
入力A、Bをor素子で出力したもの。(A+B)
入力A、Bをand素子で出力したものをnot素子で出力したもの。¬(A・B)
この2つをand素子で出力したものがS1となるので、
S1は(A+B)・¬(A・B)を出力します。


次のT1はA・Bを出力します。


T1はABに対するand出力となるので1,3,4のどれかに絞れます。
S1は真理値表を書き求めます。

|A |B |A+B |¬(A・B)|(A+B)・¬(A・B)
|0 |0 |0 |1 |0
|0 |1 |1 |1 |1
|0 |0 |1 |1 |1
|0 |1 |1 |0 |0

選択肢は4.となります

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03


図1中B入力およびS1出力につながる論理回路(図中左下と右上)がAND回路で、2入力共1の時のみ出力が1、それ以外は0になります。論理回路の形がアルファベットのDに似ていることから、ANDのDと覚えれば分かり易いと思います。

図中A入力につながる論理回路(図中左上)がOR回路で、2入力の内どちらかが1の時に出力が1、2入力共0の時、出力が0になります。

図中中央にある論理回路がNOT回路で、入力が1の時は出力0、入力が0の時は出力1となります。

A=0、B=0の時
A入力につながるOR回路の出力は0、B入力につながるAND回路の出力は0となり、T1=0となります。NOT回路は0が入力されるので、出力は1となります。よって出力S1につながるAND回路には0と1が入力されるので、S1=0になります。

A=0、B=1の時
A入力につながるOR回路の出力は1、B入力につながるAND回路の出力は0となり、T1=0となります。NOT回路は0が入力されるので、出力は1となります。よって出力S1につながるAND回路には2入力共1が入力されるので、S1=1になります。

A=1、B=0の時
A入力につながるOR回路の出力は1、B入力につながるAND回路の出力は0となり、T1=0となります。NOT回路は0が入力されるので、出力は1となります。よって出力S1につながるAND回路には2入力共1が入力されるので、S1=1になります。

A=1、B=1の時
A入力につながるOR回路の出力は1、B入力につながるAND回路の出力は1となり、T1=1となります。NOT回路は1が入力されるので、出力は0となります。よって出力S1につながるAND回路には0と1が入力されるので、S1=0になります。

以上より、正解は4.となります。

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