第三種電気主任技術者の過去問
平成28年度(2016年)
機械 問64
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問題
第三種 電気主任技術者試験 平成28年度(2016年) 機械 問64 (訂正依頼・報告はこちら)
次の論理回路について、次の問に答えよ。
参考
図1に示す論理回路を2組用いて図2に示すように接続して構成したとき、A、B及びCの入力に対する出力S2及びT2の記述として、正しいものを次の( 1 )~( 5 )のうちから一つ選べ。
参考
図1に示す論理回路を2組用いて図2に示すように接続して構成したとき、A、B及びCの入力に対する出力S2及びT2の記述として、正しいものを次の( 1 )~( 5 )のうちから一つ選べ。
- A=0、B=0、C=0を入力したときの出力は、S2=0、T2=1である。
- A=0、B=0、C=1を入力したときの出力は、S2=0、T2=1である。
- A=0、B=1、C=0を入力したときの出力は、S2=1、T2=0である。
- A=1、B=0、C=1を入力したときの出力は、S2=1、T2=0である。
- A=1、B=1、C=0を入力したときの出力は、S2=1、T2=1である。
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この過去問の解説 (3件)
01
論理回路に関する計算問題です。
前問より、
①T1=A and B
②S1=(A or B)and(not T1)
前問の続きを計算していきます。
③T2'=S1 and C
④S2=(S1 or C)and(not T2')
⑤T2=T2' or C
⑥真理値表にあてはめます
C A B T1 S1 T2' S2 T2
0 0 0 0 0 0 0 0
0 0 1 0 1 0 1 0
0 1 0 0 1 0 1 0
0 1 1 1 0 0 0 0
1 0 0 0 0 0 1 1
1 0 1 0 1 1 0 1
1 1 0 0 1 1 0 1
1 1 1 1 0 0 1 1
誤りです。S2=0、T2=0になります。
誤りです。S2=1、T2=1になります。
この選択肢が正解です。
誤りです。S2=0、T2=1になります。
誤りです。S2=0、T2=0になります。
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02
S1とT1から右側の回路に注目したとき、
図2は、図1の回路にor素子がくっついた回路と見なせます。
図1のAをS1、図1のBをCと見て論理式を置き変えます。
S2=(S1+C)・¬(S1・C)
T3=S1・C
T2は、T3とT1の論理和となるので
T2=T3+T1=(S1・C)+(A・B)
真理値表を書きます
|A |B |C |S1 |T1 |S1・C |S1+C |¬(S1・C)
|0 |0 |0 |0 |0 |0 |0 |1
|0 |0 |1 |0 |0 |0 |1 |1
|0 |1 |0 |1 |0 |0 |1 |1
|0 |1 |1 |1 |0 | | |
|1 |0 |0 |1 |0 | | |
|1 |0 |1 |1 |0 |1 |1 |0
|1 |1 |0 |0 |0 |0 |0 |1
|1 |1 |1 |0 |1 | | |
S2=(S1+C)・¬(S1・C)
T2=T3+T1=(S1・C)+(A・B)
1.の時 S2 = 0でT2 = 0
2.の時 S2 = 1でT2 = 0
3.の時 S2 = 1でT2 = 0
4.の時 S2 = 0でT2 = 0
5.の時 S2 = 0でT2 = 0
矛盾のない選択肢は3となります。
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03
「第38670問」の回答4.の真理値表を使って考えます。
回答1.について(A=0、B=0、C=0の時)
S1=0、T1=0となります。
S1=0とC=0が入力された後段の論理回路では、S2=0、後段のT1に相当する出力も0となります。
出力T2につながるOR回路には2入力共0が入力され、T2=0となります。
よってここの記述は正しくありません。
回答2.について(A=0、B=0、C=1の時)
S1=0、T1=0となります。
S1=0とC=1が入力された後段の論理回路では、S2=1、後段のT1に相当する出力は0となります。
出力T2につながるOR回路には2入力共0が入力され、T2=0となります。
よってここの記述は正しくありません。
回答3.について(A=0、B=1、C=0の時)
S1=1、T1=0となります。
S1=1とC=0が入力された後段の論理回路では、S2=1、後段のT1に相当する出力は0となります。
出力T2につながるOR回路には2入力共0が入力され、T2=0となります。
よってここの記述は正しい、となります。
回答4.について(A=1、B=0、C=1の時)
S1=1、T1=0となります。
S1=1とC=1が入力された後段の論理回路では、S2=0、後段のT1に相当する出力は1となります。
出力T2につながるOR回路には1と0が入力され、T2=1となります。
よってここの記述は正しくありません。
回答5.について(A=1、B=1、C=0の時)
S1=0、T1=1となります。
S1=0とC=0が入力された後段の論理回路では、S2=0、後段のT1に相当する出力も0となります。
出力T2につながるOR回路には1と0が入力され、T2=1となります。
よってここの記述は正しくありません。
以上より、正解は3.となります。
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