第三種電気主任技術者の過去問
平成30年度(2018年)
法規 問74
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問題
第三種 電気主任技術者試験 平成30年度(2018年) 法規 問74 (訂正依頼・報告はこちら)
次の文章は、電力の需給に関する記述である。
電カシステムにおいて、需要と供給の間に不均衡が生じると、周波数が変動する。これを防止するため、需要と供給の均衡を常に確保する必要がある。
従来は、電力需要にあわせて電力供給を調整してきた。
しかし、近年、( ア )状況に応じ、スマートに( イ )パターンを変化させること、いわゆるディマンドリスポンス(「デマンドレスポンス」ともいう。以下同じ。)の重要性が強く認識されるようになっている。この取組の一つとして、電気事業者(小売電気事業者及び系統運用者をいう。以下同じ。)やアグリゲーター(複数の( ウ )を束ねて、ディマンドリスポンスによる( エ )削減量を電気事業者と取引する事業者)と( ウ )の間の契約に基づき、電力の( エ )削減の量や容量を取引する取組(要請による( エ )の削減量に応じて、( ウ )がアグリゲーターを介し電気事業者から報酬を得る。)、いわゆるネガワット取引の活用が進められている。
上記の記述中の空白箇所( ア )、( イ )、( ウ )及び( エ )に当てはまる組合せとして、正しいものを次の( 1 )~( 5 )のうちから一つ選べ。
電カシステムにおいて、需要と供給の間に不均衡が生じると、周波数が変動する。これを防止するため、需要と供給の均衡を常に確保する必要がある。
従来は、電力需要にあわせて電力供給を調整してきた。
しかし、近年、( ア )状況に応じ、スマートに( イ )パターンを変化させること、いわゆるディマンドリスポンス(「デマンドレスポンス」ともいう。以下同じ。)の重要性が強く認識されるようになっている。この取組の一つとして、電気事業者(小売電気事業者及び系統運用者をいう。以下同じ。)やアグリゲーター(複数の( ウ )を束ねて、ディマンドリスポンスによる( エ )削減量を電気事業者と取引する事業者)と( ウ )の間の契約に基づき、電力の( エ )削減の量や容量を取引する取組(要請による( エ )の削減量に応じて、( ウ )がアグリゲーターを介し電気事業者から報酬を得る。)、いわゆるネガワット取引の活用が進められている。
上記の記述中の空白箇所( ア )、( イ )、( ウ )及び( エ )に当てはまる組合せとして、正しいものを次の( 1 )~( 5 )のうちから一つ選べ。
- ( ア )電力需要 ( イ )発電 ( ウ )需要家 ( エ )需要
- ( ア )電力供給 ( イ )発電 ( ウ )発電事業者 ( エ )供給
- ( ア )電力供給 ( イ )消費 ( ウ )需要家 ( エ )需要
- ( ア )電力需要 ( イ )消費 ( ウ )発電事業者 ( エ )需要
- ( ア )電力供給 ( イ )発電 ( ウ )需要家 ( エ )供給
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この過去問の解説 (2件)
01
(ア)(イ)
近年、「電力供給」状況に応じ、スマートに「消費」パターンを変化させるディマンドリスポンスの重要性が強く認識されるようになっている。
(ウ)(エ)
この取組の一つとして、アグリゲーターと呼ばれる複数の「需要家」を束ねて、ディマンドリスポンスによる「需要」削減量を電気事業者と取引する事業者が現れました。
問題文中にもある通り、ネガワット取引という需要家側で消費量を調整したことによる報酬の取引も行われるようになりました。
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02
ディマンドレスポンスとは、経済産業省によれば、「経済産業省によると「卸市場価格の高騰時または系統信頼性の低下時において、電気料金価格の設定またはインセンティブの支払に応じて、需要家側が電力の使用を抑制するよう電力の消費パターンを変化させる」と定義されています。
(ウ)および(エ)
アグリゲーターとは、ディマンドレスポンスにおいて、複数の需要家を束ねて、ディマンドリスポンスによる供給削減量を電気事業者と取引する事業者のことを言います。
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