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第三種電気主任技術者の過去問 令和元年度(2019年) 理論 問16

問題

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図のように、平らで十分大きい導体でできた床から高さ h[m]の位置に正の電気量 Q[C]をもつ点電荷がある。次の問に答えよ。ただし、点電荷から床に下ろした垂線の足を点O、床より上側の空間は真空とし、床の導体は接地されている。真空の誘電率をε0[F/m]とする。

点電荷は床表面に現れた面電荷から鉛直方向の静電吸引力 F[N]を受ける。その力は床のない状態で点Oに固定した電気量−Q/4[C]の点電荷から受ける静電力に等しい。F[N]に逆らって、点電荷を高さ h[m]から z[m](ただしh<z)まで鉛直方向に引き上げるのに必要な仕事W[J]を表す式として、正しいものを次の( 1 )~( 5 )のうちから一つ選べ。
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( 第三種 電気主任技術者試験 令和元年度(2019年) 理論 問16 )
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この過去問の解説 (2件)

1
正解は3番です。


【解説】
問題文中の
「その力は床のない状態で点 O に固定した電気量 −Q/4 [C] の点電荷から受ける静電力に等しい」
という記述から問題を解きます。
また、仕事量は電位*電荷という関係も用います。

【計算】

1、-Q/4[C]の点電荷による電位を計算します。

 Vh=-Q/(16πεh)

 Vz=-Q/(16πεz)


2、VhからVzまで移動させるための仕事量Wを求めます。

 W=Q⊿V
  =Q(Vz-Vh)
  =Q(-Q/(16πεz+Q/(16πεh))
  =Q^2/(16πε(1/h-1/z)) [J]

となります。

付箋メモを残すことが出来ます。
1
点Oの電位がVであり、点電荷Qを運ぶとき、その仕事Wは下記のようになります。

W=Q×V[J]

ここで、題意より点Oの電荷は-Q/4[C]であるから、点からr[m]離れた点の電位Vは、下記のように表すことができます。

V=(-Q/4)/{(4×π×ε0×r)}[V]

よって、仕事Wは下記のように求められます。

W=QV
=Q×(-Q/4)/{(4×π×ε0×r)}[V]

ここで、点Oからh[m]離れたときの仕事Whは次のようになります。

Wh=QV
=Q×(-Q/4)/{(4×π×ε0×h)}[J]

点Oからz[m]離れたときの仕事Wzは次のようになります。

Wz=QV
=Q×(-Q/4)/{(4×π×ε0×z)}[J]

点電荷を高さh[m]からz[m]まで鉛直方向に引き上げるのに必要な仕事W[J]は、WzからWhを引けばよいので、次のようになります。

Wz-Wh
=Q×(-Q/4)/{(4×π×ε0×h)}-Q×(-Q/4)/{(4×π×ε0×z)}
=-Q^2/(16×π×ε0)×(1/h-1/z)
=Q^2/(16×π×ε0)×(1/z-1/h)

よって、(3)が正解です。

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