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第三種電気主任技術者の過去問 令和元年度(2019年) 電力 問29

問題

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次の文章は、変電所の主な役割と用途上の分類に関する記述である。

変電所は、主に送電効率向上のための昇圧や需要家が必要とする電圧への降圧を行うが、進相コンデンサや( ア )などの調相設備や、変圧器のタップ切り換えなどを用い、需要地における負荷の変化に対応するための( イ )調整の役割も担っている。また、総変電設備の局所的な過負荷運転を避けるためなどの目的で、開閉装置により系統切り替えを行って( ウ )を調整する。さらに、送電線において、短絡又は地絡事故が生じた場合、事故回線を切り離すことで事故の波及を防ぐ系統保護の役割も担っている。
変電所は、用途の面から、送電用変電所、配電用変電所などに分類されるが、東日本と西日本の間の連系に用いられる( エ )や北海道と本州の間の連系に用いられる( オ )も変電所の一種として分類されることがある。
上記の記述中の空白箇所(ア)、(イ)、(ウ)、(エ)及び(オ)に当てはまる組合せとして、正しいものを次の( 1 )~( 5 )のうちから一つ選べ。
   1 .
( ア )分路リアクトル  ( イ )電圧  ( ウ )電力潮流  ( エ )周波数変換所  ( オ )電気鉄道用変電所
   2 .
( ア )負荷開閉器  ( イ )周波数  ( ウ )無効電力  ( エ )自家用変電所  ( オ )中間開閉所
   3 .
( ア )分路リアクトル  ( イ )電圧  ( ウ )電力潮流  ( エ )周波数変換所  ( オ )交直変換所
   4 .
( ア )負荷時電圧調整器  ( イ )周波数  ( ウ )無効電力  ( エ )自家用変電所  ( オ )電気鉄道用変電所
   5 .
( ア )負荷時電圧調整器  ( イ )周波数  ( ウ )有効電力   ( エ )中間開閉所  ( オ )交直変換所
( 第三種 電気主任技術者試験 令和元年度(2019年) 電力 問29 )
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この過去問の解説 (2件)

3
(ア)分路リアクトル
分路リアクトルとは、位相を遅らせるための調相設備なので、これが適切です。
負荷開閉器は負荷に流れる電流を遮断する機器ですので、調相設備ではありません。
負荷時電圧調整器は、電圧降下を補償するものであるため、調相設備ではありません。

(イ)電圧
分路リアクトルは、電圧調整にも利用されます。

(ウ)電力潮流
開閉装置は、電力潮流を調整する役割があります。
無効電力や有効電力を調整するのは、進相コンデンサや分路リアクトルです。

(エ)周波数変換所
西日本と東日本では周波数が異なるので、周波数変換所があります。

(オ)交直変換所
北海道と本州の間は海中ケーブルで送電されています。
架線を用いた送電の場合は、交流送電が有利ですが、地中や海中を通るケーブルの場合、交流送電だとロスが大きくなります。
そのため、北海道と本州間では直流送電が行われています。
よって、交直変換所があります。

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0

(ア)

変電所に設置される調相設備としては、

 ・進相コンデンサ

 ・「分路リアクトル」

 ・同機調相機

などがあります。

(イ)

変電所では負荷に応じた「電圧」 の調整も行っています。

(ウ)

変電所では、送変電設備の局所的な過負荷運転を避けるためなどの目的で「電力潮流」の調整も行っています。

(エ)

東日本と西日本の連系に用いられるのは「周波数変換所」です。

(オ)

北海道と本州の間の連系に用いられているのは「直交変換所」です。

これは直流送電の方がリアクタンスがないため、無効電力に起因する損失を軽減できるためです。

選択肢3. ( ア )分路リアクトル  ( イ )電圧  ( ウ )電力潮流  ( エ )周波数変換所  ( オ )交直変換所

正しい組み合わせです。

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