第三種電気主任技術者(電験三種) 過去問
令和元年度(2019年)
問40 (電力 問40)
問題文
1線当たりの送電端電流の値[A]として、最も近いものを次の( 1 )~( 5 )のうちから一つ選べ。

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問題
第三種電気主任技術者(電験三種)試験 令和元年度(2019年) 問40(電力 問40) (訂正依頼・報告はこちら)
1線当たりの送電端電流の値[A]として、最も近いものを次の( 1 )~( 5 )のうちから一つ選べ。

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この過去問の解説 (3件)
01
【解答手順】
1、まず、各素子のインピーダンス値[Ω]を求めます。
・JB/2[S]
-J2/B[Ω]=-J2/(0.8×10^-3)=-J2500[Ω]
・JX[Ω]=J200[Ω]
2、回路の合成インピーダンスZ[Ω]を求めます。
・送電線路インピーダンスと受電端側のアドミタンスの合成インピーダンスをz1とすると直列のため、
z1=J200+(-J2500)=-J2300[Ω]
・上記のz1と送電端側のアドミタンスは並列のため
Z={-J2300×(-J2500)}/{-J2300+(-J2500)}
≒1197.9[Ω]
3、1線当たりの送電端電流を求めます。
I=E/Z より
=(66×10^3/√3)/1197.9
≒31.8[A]
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02
Is = I + I0 = Er * jB/2 + Es * jB/2
= jB/2(Es+Er)
問題文で与えられた値と前問の計算結果を代入すると
Is ≒ 31.8 A
よって正解は4です。
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03
フェランチ現象時における1線あたりの送電端の電流を求める計算問題です。
◆送電端電流Isを求めます
送電端側のアドミタンスに流れる電流
I1=j(B/2)Es
受電端側のアドミタンスに流れる電流
I2=j(B/2)Er
以上より、送電端電流Isは
Is=I1+I2
=j(B/2)Es+j(B/2)Er
=j(B/2)(Es+Er)
となります。
◆送電端電流の大きさを求めます
Is=(B/2)(Es+Er)
=(B/2)(Vs/√3+Vr/√3)
=(0.800✕10-3/2)(66✕103/√3+71.74✕103/√3)
≒31.8[A]
※受電端の線間電圧は前問より引用
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