第三種電気主任技術者の過去問
令和元年度(2019年)
電力 問40
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問題
第三種 電気主任技術者試験 令和元年度(2019年) 電力 問40 (訂正依頼・報告はこちら)
送電線のフェランチ現象に関する問である。三相3線式1回線送電線の一相が図のπ形等価回路で表され、送電線路のインピーダンスjX = j200Ω、アドミタンスjB = j0.800mSとし、送電端の線間電圧が66.0kVであり、受電端が無負荷のとき、次の問に答えよ。
1線当たりの送電端電流の値[A]として、最も近いものを次の( 1 )~( 5 )のうちから一つ選べ。
1線当たりの送電端電流の値[A]として、最も近いものを次の( 1 )~( 5 )のうちから一つ選べ。
- 15.2
- 16.6
- 28.7
- 31.8
- 55.1
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この過去問の解説 (2件)
01
【解答手順】
1、まず、各素子のインピーダンス値[Ω]を求めます。
・JB/2[S]
-J2/B[Ω]=-J2/(0.8×10^-3)=-J2500[Ω]
・JX[Ω]=J200[Ω]
2、回路の合成インピーダンスZ[Ω]を求めます。
・送電線路インピーダンスと受電端側のアドミタンスの合成インピーダンスをz1とすると直列のため、
z1=J200+(-J2500)=-J2300[Ω]
・上記のz1と送電端側のアドミタンスは並列のため
Z={-J2300×(-J2500)}/{-J2300+(-J2500)}
≒1197.9[Ω]
3、1線当たりの送電端電流を求めます。
I=E/Z より
=(66×10^3/√3)/1197.9
≒31.8[A]
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02
Is = I + I0 = Er * jB/2 + Es * jB/2
= jB/2(Es+Er)
問題文で与えられた値と前問の計算結果を代入すると
Is ≒ 31.8 A
よって正解は4です。
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