第三種電気主任技術者の過去問
令和元年度(2019年)
電力 問41

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

第三種 電気主任技術者試験 令和元年度(2019年) 電力 問41 (訂正依頼・報告はこちら)

三相3線式配電線路の受電端に遅れ力率0.8の三相平衡負荷60kW(一定)が接続されている。次の問に答えよ。
ただし、三相負荷の受電端電圧は6.6kV一定とし、配電線路のこう長は2.5km、電線1線当たりの抵抗は0.5Ω/km、リアクタンスは0.2Ω/kmとする。なお、送電端電圧と受電端電圧の位相角は十分小さいものとして得られる近似式を用いて解答すること。また、配電線路こう長が短いことから、静電容量は無視できるものとする。

この配電線路での抵抗による電力損失の値[W]として、最も近いものを次の( 1 )~( 5 )のうちから一つ選べ。
  • 22
  • 54
  • 65
  • 161
  • 220

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (2件)

01

抵抗による電力損失はRI^2で求められる。電流Iは三相負荷と電圧、力率が与えられているので計算できる。したがって

I=60 / (√3*6.6*0.8)

=6.56 A

1線あたりの抵抗R=2.5 * 0.5=1.25 Ω

RI^2 = 1.25 * 6.56^2 = 53.8 W

電線は3条あるので、電力損失は1線あたりの電力損失の3倍だから、求める損失は

53.8 * 3 ≒ 161.4 W

正解は161です。

参考になった数4

02

正解は、161[W]です。

I=P/√3Vcosθより

=60/(√3×6.6×0.8)

=6.56[A]

p=3I^2rより

=3・6.56^2・(0.5・2.5)

=161.4[W]

参考になった数1