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第三種電気主任技術者の過去問 令和元年度(2019年) 機械 問51

問題

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変圧器の試験方法の一つに温度上昇試験がある。小形変圧器の場合には実負荷法を用いるが、電力用等の大形変圧器では返還負荷法を用いる。返還負荷法では、外部電源から鉄損と銅損に相当する電力のみを供給すればよいので試験電源が比較的小規模なものですむ。単相変圧器におけるこの試験の結線方法及び図中に示す鉄損、銅損の供給方法として、次の( 1 )~( 5 )のうちから正しいものを一つ選べ。ただし、T1, T2は試験対象となる同じ仕様の変圧器、T3は補助変圧器である。
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( 第三種 電気主任技術者試験 令和元年度(2019年) 機械 問51 )
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この過去問の解説 (2件)

2
返還負荷法において、鉄損として定格電圧を供給したいので変圧器を並列に接続する。

銅損として定格電流を供給したいので変圧器を直列に接続する。

このように接続しているのは2なので、正解は2です。

付箋メモを残すことが出来ます。
1
正しい結線は2番です。

ポイントは
・一次側が並列で、極性は一致
・二次側は直列で、極性が逆

という点です。

なぜこの回路で、温度上昇試験ができるか解説します。


1、外聞電源T3がない時の二次電流を考えます。

同じ仕様の変圧器で、極性が逆、直列に接続、という条件ですので、T3の外部電源がなければ、二次電流は0[A]になります。
従って、一次側の電源で供給している電力は、T1、T2の鉄損のみということになります。


2、上記1の状態で、外部電源T3を接続し、定格二次電流を供給した状態を考えます。

この時、T1、T2で発生する損失は、定格負荷時の銅損と一致します。

さらにこの時、外部電源T3が供給している電力は、
 ・定格電流×インピーダンス電圧[W] ×2台分

に過ぎず、実負荷を供給する場合と比べて、大幅に電源容量を抑えることが出来ます。



従って、大容量変圧器の温度上昇試験は、2番のような結線をすることで、大容量な実負荷を用意しなくても、小さな容量の電源で実施することが可能となります。


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