第三種電気主任技術者(電験三種) 過去問
令和元年度(2019年)
問74 (法規 問74)

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

第三種電気主任技術者(電験三種)試験 令和元年度(2019年) 問74(法規 問74) (訂正依頼・報告はこちら)

次の文章は、電力の需給に関する記述である。

電気は( ア )とが同時的であるため、不断の供給を使命とする電気事業においては、常に変動する需要に対処しうる供給力を準備しなければならない。
しかし、発電設備は事故発生の可能性があり、また、水力発電所の供給力は河川流量の豊渇水による影響で変化する。一方、太陽光発電、風力発電などの供給力は天候により変化する。さらに、原子力発電所や火力発電所も定期検査などの補修作業のため一定期間の停止を必要とする。このように供給力は変動する要因が多い。他方、需要も予想と異なるおそれもある。
したがって、不断の供給を維持するためには、想定される( イ )に見合う供給力を保有することに加え、常に適量の( ウ )を保持しなければならない。電気事業法に基づき設立された電力広域的運営推進機関は毎年、各供給区域(エリア)及び全国の供給力について需給バランス評価を行い、この評価を踏まえてその後の需給の状況を監視し、対策の実施状況を確認する役割を担っている。

上記の記述中の空白箇所(ア)、(イ)及び(ウ)に当てはまる組合せとして、正しいものを次の( 1 )~( 5 )のうちから一つ選べ。
  • ( ア )発生と消費  ( イ )最大電力  ( ウ )送電容量
  • ( ア )発電と蓄電  ( イ )使用電力量  ( ウ )送電容量
  • ( ア )発生と消費  ( イ )最大電力  ( ウ )供給予備力
  • ( ア )発電と蓄電  ( イ )使用電力量  ( ウ )供給予備力
  • ( ア )発生と消費  ( イ )使用電力量  ( ウ )供給予備力

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (3件)

01

ア、電気は【発生と消費】が同時的であるため、不断の供給を使命とする電気事業においては、常に変動する需要に対処しうる供給力を準備しなければならない。

イ・ウ、普段の供給を維持するためには、想定される【最大電力】に見合う供給力を保有することに加え、常に適量の【供給予備力】を保持しなければならない。

正解は3です。

参考になった数10

02

正しい組み合わせは、3番です。


(ア)
電気は「発生と消費」とが同時的になります。


(イ)
したがって、不断の供給を維持するためには、想定される「最大電力」に見合う供給力を保有することが必要になります。


(ウ)
さらに、常に適量の「供給予備力」を保持しなければなりません。

参考になった数4

03

電力の供給に関する穴埋め問題です。

選択肢3. ( ア )発生と消費  ( イ )最大電力  ( ウ )供給予備力

(ア)発生と消費

電力は蓄積できないので、常に需要と供給のバランスを考慮した供給が必要となります。

また、電気事業法第26条でも、電力の安定供給について定められています。

 

(イ)最大電力

電力は蓄積できないので、日時や地域などに適した最大電力を想定して供給する必要があります。

 

(ウ)供給予備力

一定の供給予備力を持たない場合、トラブルや瞬間的な需要増加に対処できず停電となる可能性があります。

このような状況を防ぐために、一定の供給予備力が必要となります。

参考になった数1