第三種電気主任技術者の過去問
令和2年度(2020年)
電力 問35

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問題

第三種 電気主任技術者試験 令和2年度(2020年) 電力 問35 (訂正依頼・報告はこちら)

次の文章は、スポットネットワーク方式に関する記述である。
スポットネットワーク方式は、22kV又は33kVの特別高圧地中配電系統から2回線以上で受電する方式の一つであり、負荷密度が極めて高い都心部の高層ビルや大規模工場などの大口需要家の受電設備に適用される信頼度の高い方式である。
スポットネットワーク方式の一般的な受電系統構成を特別高圧地中配電系統側から順に並べると、(ア)・(イ)・(ウ)・(エ)・(オ)となる。

上記の記述中の空白箇所(ア)~(オ)に当てはまる組合せとして、正しいものを次の選択肢の中から一つ選べ。
  • ア:断路器       イ:ネットワーク母線   ウ:プロテクタ遮断器   エ:プロテクタヒューズ  オ:ネットワーク変圧器
  • ア:ネットワーク母線  イ:ネットワーク変圧器  ウ:プロテクタヒューズ  エ:プロテクタ遮断器   オ:断路器
  • ア:プロテクタ遮断器  イ:プロテクタヒューズ  ウ:ネットワーク変圧器  エ:ネットワーク母線   オ:断路器
  • ア:断路器       イ:プロテクタ遮断器   ウ:プロテクタヒューズ  エ:ネットワーク変圧器  オ:ネットワーク母線
  • ア:断路器       イ:ネットワーク変圧器  ウ:プロテクタヒューズ  エ:プロテクタ遮断器   オ:ネットワーク母線

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この過去問の解説 (2件)

01

スポットネットワーク方式では、一次側配電線から、

T分岐でそれぞれの回線を引き込みます。

通常はネットワーク変圧器の一次側に断路器を設置します。

二次側にプロテクタヒューズ、プロテクタ遮断器から構成される、

ネットワークプロテクタが設置されます。

これら各回線の二次側に共通の母線(ネットワーク母線)に

並列接続する方式です。

これらを順に並べると、

[ア]断路器[イ]ネットワーク変圧器[ウ]プロテクタヒューズ

[エ]プロテクタ遮断器[オ]ネットワーク母線

であり、[5]が正解です。

その他、低圧バンキング方式、レギュラーネットワーク方式等が

問われることがあります。

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02

正解は5です。

スポットネットワーク方式とは、複数の需要家で共用する2本以上の特別高圧配電線路から、T分岐で引き込み、受電用断路器を通して接続され、ネットワーク変圧器、ネットワークプロテクタヒューズを通してプロテクタ遮断器から校内ネットワーク母線で並列運転させる配電方式をいいます。

よって、5 の「ア:断路器 イ:ネットワーク変圧器 ウ:プロテクタヒューズ エ:プロテクタ遮断器 オ:ネットワーク母線」が正解となります。

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