第三種電気主任技術者の過去問
令和3年度(2021年)
電力 問40
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問題
第三種 電気主任技術者試験 令和3年度(2021年) 電力 問40 (訂正依頼・報告はこちら)
支持点の高さが同じで径間距離150mの架空電線路がある。電線の質量による荷重が20N/m、線膨張係数は1°Cにつき0.000018である。電線の導体温度が −10°Cのとき、たるみは3.5mであった。次の問に答えよ。ただし、張力による電線の伸縮はないものとし、その他の条件は無視するものとする。
この設問は、(前問)の続きの設問となります。
電線の導体温度が35°Cのとき、電線の支持点間の最低点における水平張力の値[N]として、最も近いものを次の( 1 )〜( 5 )のうちから一つ選べ。
この設問は、(前問)の続きの設問となります。
電線の導体温度が35°Cのとき、電線の支持点間の最低点における水平張力の値[N]として、最も近いものを次の( 1 )〜( 5 )のうちから一つ選べ。
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この過去問の解説 (2件)
01
まず、導体温度35℃の時のたるみを求めます。
L = S + 8D^2/3S
(L:実長 S:径間 D:たるみ)
なので、
ここに前問で求めた L = 150.34 と、問題文で与えられている数値を代入すると
D ≒ 4.373
となります。
次に水平張力の値を求めます。
D=WS^2/8T
(D:たるみ W:電線1mあたりの荷重 S:径間 T:水平張力)
なので、
ここに先ほど求めた D = 4.373 と、問題文で与えられている数値を代入すると
T ≒ 12863.0
となり、これが正解となります。
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02
電線の最低点における水平方向の張力を求めるので
D = wS2 / 8T ・・・①
D:電線のたるみ[m]
w:電線1m当たりの加重[N/m]
S:径間長[m]
T:電線の最低点における水平方向の張力[N]
の式を使います。
まず、導体温度35度の時の電線のたるみをD’[m]とすると
L = S + 8D2/3S から、
D:電線のたるみ[m]
S:径間長[m]
150.34 = 150 + 8D’2/(3×150)
これを解くと、導体温度35度の時の電線のたるみD’は
D’ = 4.373 [m]
これを①に代入して
4.373 = 20 × 1502/8T
これを解くと
T ≒ 12863.022 [N]
よって正解は2です。
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