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第三種電気主任技術者の過去問 令和3年度(2021年) 機械 問49

問題

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電源の電圧や周波数が一定の条件下、各種電動機では、始動電流を抑制するための種々の工夫がされている。
a. 直流分巻電動機
 電機子回路に( ア )抵抗を接続して電源電圧を加え始動電流を制限する。回転速度が上昇するに従って抵抗値を減少させる。
b. 三相かご形誘導電動機
 ( イ )結線の一次巻線を( ウ )結線に接続を変えて電源電圧を加え始動電流を制限する。回転速度が上昇すると( イ )結線に戻す。
c. 三相巻線形誘導電動機
 ( エ )回路に抵抗を接続して電源電圧を加え始動電流を制限する。回転速度が上昇するに従って抵抗値を減少させる。
d. 三相同期電動機
 無負荷で始動電動機(誘導電動機や直流電動機)を用いて同期速度付近まで加速する。次に、界磁を励磁して( オ )発電機として、三相電源との並列運転状態を実現する。そののち、始動用電動機の電源を遮断して同期電動機として運転する。

上記の記述中の空白箇所( ア )〜( オ )に当てはまる組合せとして、正しいものを次の( 1 )〜( 5 )のうちから一つ選べ。
   1 .
ア:直列  イ:Δ  ウ:Y  エ:二次  オ:同期
   2 .
ア:並列  イ:Y  ウ:Δ  エ:一次  オ:誘導
   3 .
ア:直列  イ:Y  ウ:Δ  エ:二次  オ:誘導
   4 .
ア:並列  イ:Y  ウ:Δ  エ:一次  オ:同期
   5 .
ア:直列  イ:Δ  ウ:Y  エ:二次  オ:誘導
( 第三種 電気主任技術者試験 令和3年度(2021年) 機械 問49 )
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この過去問の解説 (2件)

0

a 電機子回路に「直列に」抵抗を接続することで、始動時の電流を押さえます。

b 「Δ」結線の1次巻線を最初「Y」結線で運転することで、始動に1次側巻線にかかる電圧を小さくすることで始動電流を制限します。回転速度が上がると、元の「Δ」結線に戻します。

c スリップリングを介して「二次」側に外部抵抗を接続することで、始動電流を抑制します。

d 回転子の界磁を磁化させることで、同期速度付近で磁界が回転するため、巻線側に誘導電圧が有機される「同期」発電機のふるまいをすることになります。

よって1が正解です。

付箋メモを残すことが出来ます。
-1

電動機の始動電流を下げるための種々の方法についての問題です。

a 直流分巻電動機

(ア)電機子回路に【直列】抵抗を接続することで始動電流を制限することができます。接続する抵抗は可変抵抗とし、回転速度の上昇に従って抵抗値を減少させます。

b 三相かご形誘導電動機

(イ)(ウ)【Δ】結線の一次巻線を【Y】結線に接続を変えて電源電圧を加え始動電流を制限します。回転速度が上昇すると【Δ】結線に戻します。いわゆるY-Δ始動法です。

c 三相巻線形誘導電動機

(エ)【二次】回路に抵抗を接続して始動電流を制限します。いわゆる二次抵抗始動法です。

d 三相同期電動機

(オ)いわゆる始動電動機法の説明です。誘導電動機や直流電動機によって【同期】電動機を回転させる方式です。始動用に使われた電動機の電源が遮断されるまで、同期電動機は同期発電機として運転することになります。

よって、【ア:直列 イ:Δ ウ:Y エ:二次 オ:同期】となります。

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