第三種電気主任技術者の過去問
令和3年度(2021年)
機械 問48

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

第三種 電気主任技術者試験 令和3年度(2021年) 機械 問48 (訂正依頼・報告はこちら)

定格出力 3000 kV・A、定格電圧 6000 V の星形結線三相同期発電機の同期インピーダンスが 6.90 Ω のとき、百分率同期インピーダンス[%]はいくらか、最も近いものを次の( 1 )〜( 5 )のうちから一つ選べ。
  • 19.2
  • 28.8
  • 33.2
  • 57.5
  • 99.6

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (2件)

01

百分率同期インピーダンスは、定格相電圧に対する、同期インピーダンスに定格電流が流れた時に生じる電圧降下の比のことです。

本問での定格電流Inは、定格出力をS、定格電圧をVnとすると、S=√3VnInなので、

 In = S/√3Vn =500/√3 [A]

同期インピーダンスに定格電流が流れた時の電圧降下は、

 (500/√3)×6.9 = 3450/√3 [V]

定格相電圧は6000/√3 [V]なので、百分率同期インピーダンスは

 {(3450/√3)/(6000/√3)}×100 =57.5 [%]

となります。

参考になった数1

02

百分率同期インピーダンスは

 %Z = z × In/En × 100 [%]・・・①

 z:インピーダンス[Ω] In:定格電流[A] En:定格電圧(相電圧)[V]

と定義されます。

定格容量Sn = √3 × Vn × In [VA]  Vn = √3En の関係から①を変形すると、

%Z = z × Sn/Vn2 × 100 [%]

と変形できるので、各値を代入すると

6.9 × 3000000/60002 × 100 = 57.5 [%]

となります。

よって、正解は4です。

参考になった数1