第三種電気主任技術者の過去問
令和3年度(2021年)
機械 問63
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問題
第三種 電気主任技術者試験 令和3年度(2021年) 機械 問63 (訂正依頼・報告はこちら)
情報の一時的な記憶回路として用いられるフリップフロップ(FF)回路について、次の問に答えよ。
FF回路に関する記述として、誤っているものを次の( 1 )〜( 5 )のうちから一つ選べ。ただし、( 1 )〜( 4 )における出力とは、反転しないQのことである。
FF回路に関する記述として、誤っているものを次の( 1 )〜( 5 )のうちから一つ選べ。ただし、( 1 )〜( 4 )における出力とは、反転しないQのことである。
- RS-FFにおいては、クロックパルスの動作タイミングで入力RとSがそれぞれ1と0の場合に0を、入力RとSがそれぞれ0と1の場合に1を出力する。入力RとSを共に1とすることは禁止されている。
- JK-FFにおいては、クロックパルスの動作タイミングで入力JとKがそれぞれ1と0の場合に1を、入力JとKがそれぞれ0と1の場合に0を出力し、入力JとKが共に1の場合には出力を保持する。
- T-FFは、クロックパルスの動作タイミングにおいて、出力を反転する。
- D-FFは、クロックパルスの動作タイミングにおいて、入力Dと一致した出力を行う。
- FFの用途として、カウンタ回路やレジスタ回路などがある。
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この過去問の解説 (2件)
01
記憶回路として用いられるフリップフロップ回路の特徴に関する問題です。
正しいです。
入力RとSを共に1とすることは、出力が不定となるので禁止されています。
このRSーFFは、フリップフロップ回路の基本の回路です。
誤りです。
JK–FFは、出力を入力に帰還させているので帰還JK―FFともいわれています。
正しくは「入力JとKが1 と0の場合に1を、入力JとKが0と1の場合に0を出力し、入力JとKが共に1の場合に出力が反転する」です。
正しいです。
T–FFは、クロックパルスの動作タイミングにおいて出力を反転させます。
正しいです。
D–FFは、クロックパルスの動作タイミングにおいて、入力Dと一致した出力をします。
ただしいです。
FFの用途には、カウンタ回路やレジスタ回路などがあり、コンピュータなどの電子回路など幅広く使用されています。
フリップフロップなどの論理回路については、論理回路と真理値表の理解が必須です。
理解するまでが大変ですが、一度理解をしてしまえば難しくない問題です。
理解できるまでは、ひとつひとつ丁寧に真理値表を書くようにしましょう。
理解を早めるコツとして、身近なフリップフロップ回路を探してみるのはどうでしょうか?
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02
正解は「2」です。
フリップフロップ(FF)回路に関する問題です。
1.正しいです。
・R(リセット),S(セット)を意味しています。
・フリップフロップを記憶回路に用いるために,出力を入力側に戻す(フィードバック)ことで出力状態を保持させます。
・S=1,R=1「禁止」です。
・R,S双方“0”のとき,Qが1なら1,0なら0と,以前の状態を保持します。
2.誤りです。(誤:出力保持➡正:反転)
・J(リセット),K(セット)を意味しています(1のR・Sと同義)。
・RSフリップフロップのS=1,R=1「禁止」がない回路になります。
S=1,R=1「禁止」の場合,反転して出力します。
3.正しいです。
・T-FFでは入力Tのクロックパルスの動作タイミングにおいて,出力が反転します。
4.正しいです。
・D-FFではデータ入力とクロック入力端子がありクロックパルスの動作タイミングにおいて,Dの値を記憶して保持し,入力Dと一致した出力を行います。
5.正しいです。
・FFとは,1ビットの情報を保持できる論理回路で,過去の入力での状態と現在の入力での出力が決まる回路です。過去の入力情報を保持して記憶することができる特徴があります。
・使用用途として,カウンタやレジスタ(記憶機能)があります。
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