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第三種電気主任技術者の過去問 令和3年度(2021年) 法規 問76

問題

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図のように既設の高圧架空電線路から、高圧架空電線を高低差なく径間30m延長することにした。
新設支持物にA種鉄筋コンクリート柱を使用し、引留支持物とするため支線を電線路の延長方向4mの地点に図のように設ける。電線と支線の支持物への取付け高さはともに8mであるとき、次の問に答えよ。

この設問は、(問75)の続きの設問となります。

支線の安全率を1.5とした場合、支線の最少素線条数として、最も近いものを次の( 1 )〜( 5 )のうちから一つ選べ。
ただし、支線の素線には、直径2.9mmの亜鉛めっき鋼より線(引張強さ1.23kN/mm2)を使用し、素線のより合わせによる引張荷重の減少係数は無視するものとする。
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( 第三種 電気主任技術者試験 令和3年度(2021年) 法規 問76 )
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この過去問の解説 (2件)

3

正解は「3」です。

支線の最少素線条数に関する問題です。

◆高圧架空電線路の支線に生じる引張荷重T[kN]について

・支線と電線がおりなす角度cosθは,コンクリート柱8[m],柱と支線までの延長距離が4[m]のため

*cosθ = 4/ (√82+42) = 1/√5 ・・・①

・①および電線の水平張力が 15[kN]のため

*T = 15/cosθ = 15/ (1/√5) = 33.4[kN] ・・・②

◆支線の引張荷重T'について

・支線の引張荷重T'[kN]= 素線の引張強さ[kN/mm2]× 断面積[mm2]より

*T' = 1.23 × (2.9/2)2 × π =8.12[kN] ・・・③

◆素線の条数について

・素線条数 n[本]= (支線に生じる引張荷重T[kN]× 安全率) / 支線の引張荷重[kN]

安全率1.5および,②・③を上記の式に代入して素線の最小条数を算出します。

* n = (33.4 × 1.5) / 8.12 = 6.17[本]

よって,7[本]となります。

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1

支線の必要条数を求める計算問題です。

この問題では安全率が1.5と与えられていますが、電気設備の技術基準の解釈第61条に規定が記載されています。

この問題では、図の電柱を倒れないようにするための最小素線条数について訊いています。

選択肢3. 7

最低素線条数をn、支線1本あたりの引張荷重をT1、支線の引張荷重をT、安全率を1.5とすると、これらの関係は次の式で表すことができます。

 n × T1 = 1.5 × T

電線の引張荷重が1.23[kN/mm2]と与えられたように見えますが、より線であることが考慮された荷重ではありません

電線の引張荷重は、以下の式で求めます。

 T1 = πr2 × 引張強さ

  = π × (2.9/2)2 × 1.23

  ≒ 8.124 [kN]

支線の引張荷重Tは<前問>より約34[kN]であるので、最低素線条数nは次のように求めることができます。

 n = 1.5T / T1

  = (1.5×34) / 8.124

  ≒ 6.28

よって、最低素線条数 n は 7 となります。

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