第三種電気主任技術者の過去問
令和4年度(2022年)下期
理論 問16

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

第三種 電気主任技術者試験 令和4年度(2022年)下期 理論 問16 (訂正依頼・報告はこちら)

図のように、抵抗6Ωと誘導性リアクタンス8ΩをY結線し、抵抗r[Ω]をΔ結線した平衡三相負荷に、200Vの対称三相交流電源を接続した回路がある。抵抗6Ωと誘導性リアクタンス8Ωに流れる電流の大きさをI1[A]、抵抗r[Ω]に流れる電流の大きさをI2[A]とする。電流I1[A]とI2[A]の大きさが等しいとき、次の問に答えよ。

この設問は、<前問>の続きの設問となります。

図中の回路が消費する電力の値[kW]として、最も近いものを次の(1)~(5)のうちから一つ選べ。
問題文の画像
  • 2.4
  • 3.1
  • 4
  • 9.3
  • 10.9

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (1件)

01

三相交流回路の消費電力を求める計算問題です。

選択肢4. 9.3

図の回路で消費する電力Pは、Y結線の抵抗6[Ω]とΔ結線の抵抗rで消費される電力の合計であることが分かります。

それぞれの結線の消費電力は、P=RI2を応用して求めていきます。

 P = (6×I12×3) + (r×I22×3)

問題文や<前問>の回答で得た

 I1 = I2 = 11.55 [A]、r = 17.32 [Ω]を代入します。

 P = (6×I12×3) + (r×I12×3)

  = (6+r) × I12 × 3

  = (6+17.32)×11.552×3

  = 23.32×11.552×3

  ≒ 9330 [W]

  = 9.33 [ kW]

  ≒ 9.3 [kW]

となります。

参考になった数1