低高圧架空電線等の併架に関する正しい記述を選択する問題です。
併架とは特別高圧架空電線、高圧架空電線及び低圧架空電線とを同一支持物に施設することをいいます。
例にあげるならば、街中にある電柱1本に対し上から特別高圧の線、高圧架空の線、低圧架空の線の順に施設されています。例にあげた各線は電圧が違うため同一支持物(鉄筋コンクリート注、木柱、鉄塔など)に併架する場合は電線路施設が錯そうすることによる危険を防止するため、別個の腕金(うでがね)類に施設する事となっております。
低圧架空電線と高圧架空電線との離隔距離は0.5m以上となり、高圧架空電線にケーブルを使用する場合は0.3m以上となります。
以上より各空白欄は次のようになります。
(ア)‥下、(イ)‥腕金類、(ウ)‥0.5、(エ)‥0.3
※支持物とは鉄筋コンクリート注、木柱、鉄塔などを腕金(うでがね)等は含みません。
※低高圧架空電線と通信線(光ケーブル、電話など)を同一支持物に施設することを共架と呼びます。
選択肢1. ア:上 イ:支持物 ウ:0.5 エ:0.5
選択肢2. ア:上 イ:支持物 ウ:0.5 エ:0.3
選択肢3. ア:下 イ:支持物 ウ:0.5 エ:0.5
選択肢4. ア:下 イ:腕金類 ウ:0.5 エ:0.3
選択肢5. ア:下 イ:腕金類 ウ:0.3 エ:0.5
まとめ
この問題についても、過去に類題が出題されています。似たような文言と数値なので間違えやすいですが、覚えてしまえば得点源になるので繰り返しの学習で覚えていきましょう。