第三種電気主任技術者(電験三種) 過去問
令和6年度(2024年)下期
問6 (理論 問6)

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問題

第三種電気主任技術者(電験三種)試験 令和6年度(2024年)下期 問6(理論 問6) (訂正依頼・報告はこちら)

図のように、二つの直流電源と三つの抵抗からなる回路がある。各抵抗に流れる電流を図に示す向きに定義するとき、電流I1,I2,I3の値[A]の組合せとして、正しいものを次のうちから一つ選べ。
問題文の画像
  • I1:−1  I2:−1  I3:0
  • I1:−1  I2:1  I3:−2
  • I1:2  I2:1  I3:1
  • I1:1  I2:1  I3:0
  • I1:1  I2:−1  I3:2

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この過去問の解説 (1件)

01

直流電源2つと抵抗を直並列に接続した回路の電流値を求める計算問題です。

選択肢4. I1:1  I2:1  I3:0

◆4[V]の電源から見た回路の電流値を求めます

 

 

・上図の回路の合成抵抗を求めます

R'=4+{5✕2/(5+2)}

≒5.429[Ω]

 

・I1'を求めます

I1'=4/R'

=4/5.429

≒0.7368[A]

 

・I2'とI3'を分流の法則から求めます

I2'={5/(2+5)}I1'

={5/(2+5)}✕0.7368

≒0.5263[A]

 

I3'={2/(2+5)}I1'

={2/(2+5)}✕0.7368

≒0.2105[A]

 

 

◆2[V]の電源から見た回路の電流値を求めます

 

 

・上図の回路の合成抵抗を求めます

R"=2+{4✕5/4+5)}

≒4.222[Ω]

 

・I2"を求めます

I2"=2/R"

=2/4.222

≒0.4737[A]

 

・I1"とI3"を分流の法則から求めます

I1"={5/(4+5)}I2"

={5/(4+5)}✕0.4737

≒0.2632[A]

 

I3"={4/(4+5)}I2"

={4/(4+5)}✕0.4737

≒0.2105[A]

 

 

◆それぞれの電流を重ね合わせて、電流値を求めます

 

I1=I1'+I1"

=0.7368+0.2632

=1.00[A]

 

I2=I2'+I2"

=0.5263+0.4737

=1.00[A]

 

I3=I3'-I3"

=0.2105-0.0.2105

=0.00[A] ※電流の向きに注意!!

 

以上より、この選択肢の組合せが正解となります。

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