第三種電気主任技術者（電験三種） 過去問
令和6年度（2024年）下期
問15 (理論 問15（a）)
問題文
図1のように、相電圧200V、周波数50Hzの対称三相交流電源に、抵抗とインダクタンスからなる三相平衡負荷を接続した交流回路がある。次の問に答えよ。
図1の回路において、負荷電流Iの値［A］として、最も近いものを次のうちから一つ選べ。
図1の回路において、負荷電流Iの値［A］として、最も近いものを次のうちから一つ選べ。
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問題
第三種電気主任技術者（電験三種）試験 令和6年度（2024年）下期 問15（理論 問15（a）） （訂正依頼・報告はこちら）
図1のように、相電圧200V、周波数50Hzの対称三相交流電源に、抵抗とインダクタンスからなる三相平衡負荷を接続した交流回路がある。次の問に答えよ。
図1の回路において、負荷電流Iの値［A］として、最も近いものを次のうちから一つ選べ。
図1の回路において、負荷電流Iの値［A］として、最も近いものを次のうちから一つ選べ。
- 22.2
- 23.1
- 40
- 66.6
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この過去問の解説 （3件）
01
三相平衡負荷の負荷電流を求める計算問題です。
◆1相分の回路のインピーダンスを求めます
XL＝2πfL＝2π✕50✕12.75✕10-3
≒4.006[Ω] ※以降、4[Ω]として計算
Z＝√(R2+XL2)＝√(32+42)
＝5[Ω]
◆Δ結線の線間電圧を相電圧に変換します
E＝V/√3＝200/√3[V]
◆負荷電流Iを求めます
I＝E/R＝(200/√3)/5
≒23.09[A]
したがって、最も近い選択肢は23.1[A]となります。
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02
対称三相交流電源の三相平衡負荷を接続した交流回路の負荷電流（線電流）を求める問題です。
問題から相電圧、周波数及びインダクタンスは与えられています。
そこからリアクタンスXLを求めます。
XL⁼2πｆL⁼2×3.14×50×12.75×10－3₌4.0035≒4
それからインピーダンスZを求めます。
Z₌√32+42⁼5
線間電圧は200/√3である為、I₌V/Z₌200/√3/5₌23.094≒23.1
誤：計算結果と異なりますので、誤りです。
正：計算結果に最も近いため、これが正解となります。
誤：計算結果と異なりますので、誤りです。
誤：計算結果と異なりますので、誤りです。
誤：計算結果と異なりますので、誤りです。
図の回路だけを見ると複雑ですが、必要な数値を拾ってきて計算式まで組み立てられると計算自体はそんなに難関ではない為、そこが出来る出来ないの境界線だと思います。
見た目に惑わされずに必要な部分を見抜けるようにしていきましょう。
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03
三相平衡負荷を接続した交流回路の負荷電流を求める問題です。
三相平衡負荷をZとすると、
Z=R+jωL=3+j(2π×50×12.75×10-3)=3+j4
|Z|=√(32+42)=5[Ω]
となります。
線間電圧VL=200/√3なので、
線電流I=VL/|Z|=200/√3/5=23.1[A]
と求められます。
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