第三種電気主任技術者(電験三種) 過去問
令和6年度(2024年)下期
問26 (電力 問4)
問題文
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問題
第三種電気主任技術者(電験三種)試験 令和6年度(2024年)下期 問26(電力 問4) (訂正依頼・報告はこちら)
- 原子力発電所では、ウラン235を2~4%まで濃縮した高濃縮ウランを使い、エネルギーを取り出している。
- 放射線にはα線、β線、γ線などがあり、放射線を出す能力を放射能といい、放射能を有する物質を放射性物質と呼ぶ。
- 原子燃料の原子核に、エネルギー値が低く速度の遅い中性子を衝突させると、核分裂を起こす。
- 原子燃料の核分裂により発生した1個以上の熱中性子が、別の原子核を分裂させる反応が連続的に持続する現象を連鎖反応という。
- 減速材は、核分裂によって新たに生じたエネルギー値が高い高速中性子のエネルギーの一部を吸収させて、低速の熱中性子を得るために用いる。
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この過去問の解説 (3件)
01
原子力発電に関する記述で、誤っているものを選択する問題です。
原子力発電所では、ウラン235を使っています。
その濃度は3〜5%で、低濃縮ウランと言われています。
したがって、この選択肢の記述が誤りとなります。
問題文の通りです。
問題文の通りです。
問題文の通りです。
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02
原子力発電に関して、誤っているもの記述する問題です。
原子力発電で使われているのは濃縮度2~4%程度の低濃縮ウランです。
高濃縮ウランは主にU235が20%以上のものをいいます。
放射能を有する物質を放射性物質と呼びます。
U235は熱中性子によって核分裂を起こしやすいです。
熱中性子が、別の原子核を分裂させる反応が連続的に持続する現象を連鎖反応といいます。
減速材は、高速中性子のエネルギーを低下させて熱中性子にします。
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03
原子力発電に関する問題です。
原子力発電に関する基本的なことが記述されています。
正:ウラン235を0.7%から3%程度まで濃縮させますが、3%では高濃縮とは言えません。
誤:放射線はα線、β線、γ線などに分類されて、放射線を出す能力を放射能、放射能を用いる物質が放射性物質とされています。
誤:核分裂で放出された高速中性子を減速材により、熱中性子(低速中性子)になって、ウラン235により吸収されて新たな中性子を放出します。
誤:核分裂で発生した中性子が、別の原子核を分裂させる反応が連鎖的に起きるので、このことを連鎖反応といいます。
誤:減速材は、核分裂で生じた高速中性子のエネルギーを吸収して、低速の熱中性子に変換させます。
核分裂が、高速の連鎖反応というイメージが強いため、連鎖反応を起こしている中性子が高速であるというイメージになっていると思います。
そういう制御の上で成り立っていると心得ておきましょう。
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