第三種電気主任技術者(電験三種) 過去問
令和6年度(2024年)下期
問28 (電力 問6)

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問題

第三種電気主任技術者(電験三種)試験 令和6年度(2024年)下期 問28(電力 問6) (訂正依頼・報告はこちら)

次の文章は、調相設備に関する記述である。
一般に電力系統では、受電端電圧を一定に保つため、調相設備を負荷と( ア )に接続して無効電力の調整を行っている。
電力用コンデンサは力率を( イ )ために用いられ、分路リアクトルは力率を( ウ )ために用いられる。
同期調相機は、その( エ )を加減することによって、進み又は遅れの無効電力を連続的に調整することができる。
静止形無効電力補償装置は、( オ )でリアクトルに流れる電流を調整することにより、無効電力を高速に制御することができる。
上記の記述中の空白箇所(ア)~(オ)に当てはまる組合せとして、正しいものを次のうちから一つ選べ。
  • ア:並列  イ:進める  ウ:遅らせる  エ:界磁電流  オ:半導体スイッチ
  • ア:直列  イ:遅らせる  ウ:進める  エ:電機子電流  オ:半導体整流装置
  • ア:並列  イ:遅らせる  ウ:進める  エ:電機子電流  オ:半導体スイッチ
  • ア:直列  イ:進める  ウ:遅らせる  エ:電機子電流  オ:半導体整流装置
  • ア:並列  イ:遅らせる  ウ:進める  エ:界磁電流  オ:半導体スイッチ

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この過去問の解説 (3件)

01

調相設備に関する穴埋め問題です。

選択肢1. ア:並列  イ:進める  ウ:遅らせる  エ:界磁電流  オ:半導体スイッチ

(ア)並列

調相設備は、負荷に並列に接続されます。

 

(イ)進める

電力用コンデンサは、力率を進めるために用いられます。

 

(ウ)遅らせる

分路リアクトルは、力率を遅らせるために用いられます。

 

(エ)界磁電流

同期電動機の特性を利用しており、進みや遅れは界磁電流を加減することで調整します。

 

(オ)半導体スイッチ

静止形無効電力補償装置は、半導体スイッチでリアクトルに流れる電流を調整する装置です。

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02

調相設備に関する問題です。

難しい言葉が並んでいますが、電力系統の基本的なことを問われています。

調相設備は負荷と並列に接続して、無効電力を調整しています。

コンデンサは力率を進めて、分岐リアクトルは遅らせます。

同期調相機は、その開示電流を加減して、進み、遅れの無効電力を調整します。

静止形無効電力補償装置は、半導体スイッチでリアクトルに流れる電流を調整して、無効電力を高速に制御しています。

選択肢1. ア:並列  イ:進める  ウ:遅らせる  エ:界磁電流  オ:半導体スイッチ

正:すべて正しいです。

選択肢2. ア:直列  イ:遅らせる  ウ:進める  エ:電機子電流  オ:半導体整流装置

誤:選択肢に誤りがあります。

選択肢3. ア:並列  イ:遅らせる  ウ:進める  エ:電機子電流  オ:半導体スイッチ

誤:選択肢に誤りがあります。

選択肢4. ア:直列  イ:進める  ウ:遅らせる  エ:電機子電流  オ:半導体整流装置

誤:選択肢に誤りがあります。

選択肢5. ア:並列  イ:遅らせる  ウ:進める  エ:界磁電流  オ:半導体スイッチ

誤:選択肢に誤りがあります。

まとめ

全ての原理を理解するのは難しいですが、こういう時はこう来ると部分的にも分かっていれば選択肢は絞れます。

完璧主義ではなく、割り切ることも大切です。

参考になった数0

03

調相設備に関する穴埋め問題です。

選択肢1. ア:並列  イ:進める  ウ:遅らせる  エ:界磁電流  オ:半導体スイッチ

(ア)並列

調相設備(コンデンサ・分路リアクトル・SVCなど)は負荷と並列に接続します。

(イ)進める

電力用コンデンサは進み無効電力を供給し、力率を進めて改善します。

(ウ)遅らせる

分路リアクトルは力率を遅らせます

(エ)界磁電流

同期調相機は界磁電流を加減することで進み・遅れ無効電力を連続的に調整します。

(オ)半導体スイッチ

静止型無効電力補償装置(SVC)は半導体スイッチ(サイリスタ)でリアクトル電流を制御し無効電力を供給します。

参考になった数0