第三種電気主任技術者(電験三種) 過去問
令和6年度(2024年)下期
問30 (電力 問8)
問題文
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問題
第三種電気主任技術者(電験三種)試験 令和6年度(2024年)下期 問30(電力 問8) (訂正依頼・報告はこちら)
- がいしの塩害に対する基本的な対策は、がいしの沿面距離を伸ばすことや、がいし連の直列連結個数を増やすことである。
- がいしの塩害発生は、海塩等の水溶性電解質物質の付着密度だけでなく、塵埃(じんあい)などの不溶性物質の付着密度にも影響される。
- がいしの塩害は、フラッシオーバ事故に至らなくても可聴雑音や電波障害の原因にもなる。
- がいしの塩害対策として、絶縁電線の採用やがいしの洗浄、がいし表面へのはっ水性物質の塗布等がある。
- がいしの塩害による地絡事故は、雷害による地絡事故と比べて再閉路に失敗する場合の割合が多い。
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この過去問の解説 (3件)
01
がいしの塩害と対策に関する記述で、誤っているものを選択する問題です。
問題文の通りです。
問題文の通りです。
問題文の通りです。
絶縁電線の採用は、がいしの塩害対策に関係ありません。
したがって、この選択肢の記述が誤りとなります。
問題文の通りです。
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02
送配電線路や変電所におけるがいしの塩害とその対策に関する記述で、誤っているものを選択する問題です。
沿面距離を伸ばしたり、直列連結個数を増やすことで、塩分が引き起こすショートを防ぎます。
塩害の発生には、海塩等や水溶性物質だけでなく、塵埃などの不溶性物質の付着密度も絶縁性を低下させる原因となります。
塩害は、フラッシオーバ事故を引き起こすだけでなく、可聴雑音や電波障害の原因になることがあります。
絶縁電線の採用は塩害対策には関係ありません。絶縁電線は、塩害を防ぐために使用するものではなく、あくまで電線の絶縁性を高めるために利用されます。
がいしの塩害による地絡事故は、雷害による地絡事故と比較して、再閉路に失敗するケースが割合が高いです。塩害は絶縁性を低下させるため、事故の復旧が難しくなり、再閉路が失敗する可能性が高まります。
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03
送配電線路や変圧器におけるがいしの塩害とその対策に関する問題です。
塩害の対策法をまとめておきましょう。
誤:がいしの塩害対策として、がいしの沿面距離を伸ばしたり、直列連結個数を増やします。
誤:塩害被害は水溶性のもののみではなく、不要性のものの密着度にもよります。
誤:がいしの塩害は、フラッシュオーバーのような大損害までいかなくとも、可聴雑音や電波障害の要因にもなります。
正:塩害対策として、絶縁電線の採用、がいしの洗浄や撥水性物質の塗布は放電の原因になりかねます。
誤:がいしの塩害による地絡事故は、雷害のものと比べて再閉路が困難な場合が多いです。
がいしの塩害対策としてどのようになっているかを、この機会にまとめておきましょう。
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