第三種電気主任技術者(電験三種) 過去問
令和6年度(2024年)下期
問33 (電力 問11)
問題文
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問題
第三種電気主任技術者(電験三種)試験 令和6年度(2024年)下期 問33(電力 問11) (訂正依頼・報告はこちら)
- 避雷器(LA)は受電設備の引込口などに設置され、雷及び開閉などによる異常電圧が回路に侵入したとき、大地に放電させるものであり、A種接地工事が施されている。
- 高圧交流負荷開閉器(LBS)は負荷電流、変圧器の励磁電流、線路電流など負荷開閉器の定格電流以下の開閉に使用する。
- 遮断器(CB)は機器の点検・修理の際、その部分を電源から開放し、あるいは回路の接続を変更する目的で用いる。
- 計器用変成器(VCT)は受電設備において、需要家の受電電圧と使用電流を扱いやすい低電圧・小電流に変換する装置である。電力量計と組み合わせて、取引電力量を計量する。
- 高圧進相コンデンサ(SC)は進み力率の無効電力を消費(すなわち、遅れ無効電力を供給)し、力率を改善する働きをもつ。
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この過去問の解説 (3件)
01
高圧受電設備を構成する機器に関する記述で、誤っているものを選択する問題です。
問題文の通りです。
問題文の通りです。
遮断器は、電路の開閉と事故電流を遮断することが目的となっている装置です。
したがって、この選択肢の記述が誤りとなります。
問題文の通りです。
問題文の通りです。
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02
高圧受電設備を構成する機器に関する記述で、誤っているものを選択する問題です。
正しい記述です。
なお、避雷器(LA)を設置することにより、その構内側に接続される変圧器、負荷設備などの機器を保護します。
正しい記述です。
また、高圧限流ヒューズ(PF)と共に組み合せることにより短絡時の大電流を一括遮断できる能力を有することができます。
誤りです。
遮断器(CB)は、短絡電流や過電流、負荷電流を遮断することができ、機器を保護するための装置です。
正しい記述です。
正しい記述です。
なお、力率を改善することにより、負荷に流れる電流を減らし、損失を改善することができます。
また、進相コンデンサは、受電端(需要家)の電圧を上昇させる効果(フェランチ効果)があり、夜間の工場・施設など負荷が小さくなる時間帯に進相コンデンサを接続したままにすると受電端の電圧が上昇してしまいます。
遮断器、高圧負荷開閉器、避雷器など基本的な機器の役割については理解しておくようにしましょう。
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03
高圧受電設備を構成する機器に関する問題です。
各機器の特徴を捉えていきましょう。
誤:避雷器は、受電設備の引込み口(機器の直前)に設置されます。
雷等の異常電圧を大地に逃がします。
高圧設備にはA種接地工事が施されます。
誤:高圧交流負荷開閉器は負荷電流、変圧器の励磁電流、線路電流等の負荷電流開閉器の定格電流以下の開閉に使用します。
正:遮断機は、その名の通り過電流等を遮断するものです。
点検・修理の際に電源から解放するものは断路器になります。
誤:受電設備において、高い電圧を測定するのが計器用変圧器、電流を測るのが計器用変流器になっています。
それらを総称して計器用変成器といいます。
誤:高圧用真相コンデンサは、進み力率の無効電力を消費し、遅れ無効電力を供給することにより力率を改善します。
似た名前もありますが、各機器の特徴を捉えていきましょう。
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