第三種電気主任技術者(電験三種) 過去問
令和6年度(2024年)下期
問37 (電力 問15(a))
問題文
ただし、重油の化学成分(重量比)は炭素85%、水素15%、炭素の原子量は12、酸素の原子量は16とする。
重油消費量の値[t/h]として、最も近いものを次のうちから一つ選べ。
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問題
第三種電気主任技術者(電験三種)試験 令和6年度(2024年)下期 問37(電力 問15(a)) (訂正依頼・報告はこちら)
ただし、重油の化学成分(重量比)は炭素85%、水素15%、炭素の原子量は12、酸素の原子量は16とする。
重油消費量の値[t/h]として、最も近いものを次のうちから一つ選べ。
- 50
- 80
- 120
- 200
- 250
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この過去問の解説 (3件)
01
重油専焼火力発電所における重油消費量を求める計算問題です。
◆1時間あたりの出力熱量Q0を求めます
1000[MW]で1時間運転すると、発電量Wは1000[MW·h]となります。
1[kW·h]=3600[kJ]を用いて換算すると、
Q0=3600W
=3600✕1000✕103 ※キロで換算しているので、1000[MW·h]=1000✕103[kW·h]
=3.6✕109[kJ]
◆発電機への入力熱量Qiを求めます
Qi=Q0/ηG
=3.6✕109/0.41
≒8.780✕109[kJ]
◆重油消費量Bを求めます
B=Qi/H
=8.780✕109/0.41
≒199500[kg]
=199.5[t]
以上より、最も近い選択肢は200[t]となります。
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02
重油専焼火力発電所の重油消費量を求める問題です。
重油の1時間当たりの消費量は、
3600s×1000×103=3.6×109KJ/hになります。
発電効率で3.6×109/41%≒8780487805KJ/hになります。
8780487805/44000₌1995565.41KJ/hになります。
これをMJ/hにすると199.556541Mj/h≒200Mj/hになります。
誤:計算結果と異なります。
誤:計算結果と異なります。
誤:計算結果と異なります。
正:計算結果と合致します
誤:計算結果と異なります。
計算自体はそれほど難しくないと思われますが、桁が大きいために注意が必要です。
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03
重油専焼火力発電所における重油消費量を求める計算問題です。
誤りです。
誤りです。
誤りです。
正しいです。
1時間あたりの出力熱量Q0、発電機への入力熱量Qi、重油消費量Bとした場合、
1000[MW]で1時間運転すると、発電量Wは1000[MW·h]となります。
1[kW·h]=3600[kJ]を用いて換算すると、
Q0=1000MW・h
=3600✕1000✕103 kJ※キロで換算しているので、1000[MW·h]=1000✕103[kW·h]
=3.6✕109[kJ]
Qi=Q0/ηG
=3.6✕109/0.41
≒8.780✕109[kJ]
B=Qi/H
=8.780✕109[kJ]/4400[kJ/kg]
≒199500[kg/h]
=199.5[t/h]
誤りです。
熱量の換算式1[kW·h]=3600[kJ]については、基本的な公式として覚えておくようにしましょう。
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