第三種電気主任技術者(電験三種) 過去問
令和6年度(2024年)下期
問44 (機械 問2)

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問題

第三種電気主任技術者(電験三種)試験 令和6年度(2024年)下期 問44(機械 問2) (訂正依頼・報告はこちら)

界磁磁束を一定に保った直流電動機が、電機子電圧24V、電機子電流3.0Aで一定速で駆動されている。このときの直流電動機の回転数は1500min−1、出力トルクは0.4N・mであった。この直流電動機の電機子巻線の抵抗値[Ω]として、最も近いものを次のうちから一つ選べ。
ただし、ブラシによる電圧降下、及び電機子反作用は無視できるものとし、考慮すべき損失は電機子巻線の銅損のみとする。
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この過去問の解説 (1件)

01

直流機の電機子抵抗を求める計算問題です。

選択肢1. 1

◆角速度ωを求めます

 

ω=2πN/60

=2π✕1500/60

≒157.1[rad/s]

 

 

◆出力Pを求めます

出力とトルクの関係式より

 

P=ωT

=157.1✕0.4

=62.84[W]

 

 

◆誘導起電力Eを求めます

直流他励電動機の特性よりP=EIaとなるので、Eについて整理すると

 

E=P/Ia

=62.84/3.0

≒20.95[V]

 

 

◆電機子抵抗Raを求めます

直流他励電動機の端子電圧Vは、V=E+RaIaで求められます。

この式をRaについて整理すると

 

Ra=(V-E)/Ia

=(24-E)20.95/3.0

≒1.02[Ω]

 

となります。

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