第三種電気主任技術者(電験三種) 過去問
令和6年度(2024年)下期
問79 (法規 問13(a))

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

第三種電気主任技術者(電験三種)試験 令和6年度(2024年)下期 問79(法規 問13(a)) (訂正依頼・報告はこちら)

受電電圧6kV、契約電力500kWの自家用電気工作物の受電設備がある。「電気設備の技術基準の解釈」に基づき、周波数50Hzの交流電源を使用して受電設備の高圧電路の絶縁耐力試験を行うとき、次の問に答えよ。
ただし、高圧電路の最大使用電圧は6900Vとし、3線一括した高圧電路と大地との間の静電容量は0.2μFとする。

絶縁耐力試験における対地充電電流[A]の値として、最も近いのは次のうちどれか。
  • 0.32
  • 0.43
  • 0.54
  • 0.65
  • 0.71

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (3件)

01

受電設備の高圧電路の絶縁耐力試験における対地充電電流を求める計算問題です。

選択肢4. 0.65

◆リアクタンスXcを求めます

 

Xc=1/2πfC

=1/2π✕50✕0.2✕10-6

≒15920[Ω]

 

 

◆試験電圧Vtを求めます

電気設備の技術基準の解釈第15条より

 

Vt=1.5Vm

=1.5✕6900

=10350[V]

 

 

◆対地充電電流Icを求めます

 

Ic=Vt/Xc

=10350/15920

≒0.6501[A]

 

以上より、最も近い選択肢は0.65[A]となります。

参考になった数7

02

絶縁耐力試験における対地充電電流を求める問題です。

選択肢4. 0.65

絶縁耐力試験の試験電圧は最大使用電圧の1.5倍であるため、

V=6900×1.5=10350[V]

となります。

 

題意より、3線一括した高圧電路と大地との間の静電容量は0.2μFなので、

対地充電電流I[A]は、

I=ωCV=2πfCV=2π×50×0.2×10-6×10350=0.65[A]

となります。

参考になった数2

03

受電設備の高圧電路の絶縁耐力試験における対地充電電流を求める計算問題です。

選択肢1. 0.32

誤りです。

選択肢2. 0.43

誤りです。

選択肢3. 0.54

誤りです。

選択肢4. 0.65

正しいです。

 

電気設備技術基準の解釈第15条より、絶縁耐力試験の試験電圧は最大使用電圧の1.5倍となります。

V=6900×1.5=10350[V]

 

また、3線一括した高圧電路と大地との間の静電容量は0.2μFを踏まえ、

対地充電電流I[A]は、以下の通りとなります。

I=ωCV=2πfCV=2π×50×0.2×10-6×10350=0.65[A]


 

選択肢5. 0.71

誤りです。

参考になった数0